薬膳デザート


「薬膳」は今ではすっかりお馴染みとなっています。ヘルシーで食べやすく、胃腸にあまり負担がかからない。 などなど、みなさん様々な印象をお持ちかと思います。お店に行けば食べることは簡単にできますが、 ここではあえてご自身で作って食べて頂くことを提案します。今回はみなさんがお好きな「デザート」を取り上げました。今回のデザートにはどんな秘密が隠されているのかご紹介していきます。

みんな大好き杏仁豆腐


みなさん杏仁豆腐はお好きですか?昔の杏仁豆腐はそれほど甘くはなく、シロップをかけて食べていましたよね?少し固めでさっぱりとした食感が印象的だったように思います。

一方、今の杏仁豆腐といえば、柔らかく、濃厚で、シロップをかけなくてもそれ自体が甘いというものですね。
今回は前者の杏仁豆腐を作ってみようかと思います。

杏仁豆腐レシピ (四人分)


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材料

・  皮なし杏仁・・・・1/2カップ
・  牛乳・・・・・・・1カップ
・  粉寒天・・・・・・1袋(4g)
・  砂糖・・・・・・・お好み
・  バニラエッセンス・・・少々
・  クコの実・・・・・適量

作り方


①皮なし杏仁1/2カップを一晩お水に浸けておく。これで杏仁独特の苦みあるいは渋味がある程度なくなります。
②水に浸けて置いた杏仁と水1カップをミキサーにかける。
③手ぬぐいなどでこす。この時キッチンペーパーでこすと必ず酷い目にあいます。
④こした後、水が減ったら少し水を足して全量を1カップにする。
⑤お鍋に水2カップと粉寒天4gを入れ、火にかけてかき混ぜながら2分程沸騰させます。あまり固めがお好きでない方は粉寒天を2gにしても固まりますのでお好みで調整して下さい。
⑥ ⑤の中に④を入れる。さらに砂糖をお好みで味見をしながら入れます。最後に固まった時には甘みが減りますので、少し多めに砂糖を入れるのがポイントです。ちなみに今回はオリゴ糖を使いました。この時は弱火で沸騰させないようにかき混ぜ続けます。
⑥ ⑥の中に牛乳1カップとバニラエッセンスを入れて火を止める。今回は無調整の豆乳を使いました。
⑦よく混ぜてあら熱が取れたら再びこします。まだ熱が取れずにこしてしまうと必ず火傷してしまいますのでご注意を。
⑧冷蔵庫に入れて固まるのを待つ。テレビを見ながら待つのもいいですが、「おいしくな~れ」という呪文を唱えながらストレッチをして待っていると、きっとおいしく出来上がります。
⑨クコの実をお湯かお水で戻した後、キレイに盛りつけした杏仁豆腐の上にちょこんと乗せて出来上がり!今回はさらに黒豆も乗せてみました。

 

《手作り杏仁豆腐の秘密》


今回取り上げた杏仁豆腐の主役となる杏仁の効用について調べてみましょう。

杏仁(きょうにん・あんずの種)


・  味・・・苦(甜杏仁は甘みがある)
・  性質・・辛、温(皮にはわずかですが毒性があるので必ず皮のないものをお使い下さい)
・  帰経・・・肺、大腸

潤いを補うことで特にこの時期の乾燥にはもってこいです。咳や便秘にもよいですよ。もちろんお肌も潤してくれます。

クコの実


・  味・・・甘
・  性質・・・平
・  帰経・・・肝、腎、肺

滋養強壮、健胃、疲労回復にもよく、これも肺系を潤してくれます。

「杏仁豆腐の素」が市販されていますが、その杏仁は、あんずの種でなく、近い風味のアーモンドエッセンスで作られているので残念ながら上記のような効用はないのです。ですから、みなさんもこのデザートをお作りになる際は是非お近くの漢方薬局まで足を運び、そこで杏仁やクコの実を購入して下さい。

乾燥に負けないお肌をデザートでカバーできるなんて夢のようですよね!!もし、もっとおいしい杏仁豆腐のレシピがありましたら是非教えて下さい!