女性の体の悩み

薬膳

漢方百科

生理のお話

月経後期(生理が遅れる)

田辺 陽子

 

月経後期とは?
月経後期

正常な月経周期は28±7日。 月経後期とは、何周期かにわたって月経周期が35日以上にのびることをいいます。
通常、月経期が5~7日、 低温期が7~10日、高温期が12~14日程度ありますが、月経後期の場合、低温期の日数がのびてしまいます。 もし、 高温期が14日以上あるときは妊娠の可能性が、また高温期が14日以上続いた後に体温が落ちて月経が来た場合には 流産の可能性が考えられます。

低温期がなぜのびるか?

低温期がのびる原因として、卵胞の発育不全、黄体機能不全などがあげられます。

○卵胞の発育不全

低温期は卵胞を育てる時期ですが、卵胞ホルモンが十分に機能していなかったり、 低体温などで子宮内が冷えていると、卵胞の発育が遅れ、 排卵までの日数がかかってしまいます。 基礎体温表では、低温期の期間は長いが比較的スムーズに高温期に移行している、もしくは全体的に体温が低くなります。

○黄体機能不全

卵胞が成長していても、黄体ホルモンが不足していたり機能していなかったりすると、体温が上がらず、低温期がのびてしまいます。 基礎体温表では、高温期がギザギザと不安定になります。

 

周期を調節するもの 体温を上げる陽気や、卵胞の栄養が足りないので、 体を温めて滋養のつくものを積極的にとりましょう。
○ 食べ物では
魚卵(たらこ・いくら・ かずのこなど)
卵の栄養は卵から。養血作用のある葉酸が多く含まれています。
豆類(大豆・黒豆・ごまなど)
女性ホルモン様作用のある豆類は血液循環も順調になります。
その他、根菜類など体を冷やさないものをとりましょう。
ただし、唐辛子などのスパイス類は体を乾燥させてしまうので、ひかえめにしましょう。
○生薬(漢方で用いる植物性、動物性の材料) では

当帰・地黄・芍薬など血液を補う生薬(補血薬)や、鹿茸(鹿の幼角)・紫河車(人の胎盤) など体を温めて陽気を上げる動物生薬(補陽薬)がよく用いられます。
3ヶ月以上月経がきていない場合、排卵が起こっていない可能性がありますので、一度病院で検査し、卵巣・卵管・ ホルモンなどの状態を把握する必要があります。

 

<<前の記事

次の記事>>

ikanopはイスクラ漢方薬局(東京都)がご提供する漢方知識・健康相談の漢方情報サイト。

中医学の専門家による正しい漢方知識が身に付く漢方百科で不妊症・冷え性・にきび・便秘など女性の体の悩みと漢方の対処法をご説明しています。漢方に詳しい薬剤師に相談できる「2分で健康相談」をご提供しています。イスクラ漢方薬局の店舗(日本橋・六本木・中野・新宿)をご案内します。漢方に詳しい薬剤師が相談の上で体質や症状に最適の漢方薬をお勧めいたします。