高温期(黄体期)とは、体温が上がる周期後半の約2週間を言います。この時期は受精卵を着床させ育てるための準備をします。
黄体ホルモンの作用で、たっぷり栄養を含んだ血液が子宮内膜へ送り込まれ、受精卵のために、ふかふかの子宮内膜が用意されます。

高温期
高温期は受精卵を子宮内で育てる大切な時期!!
卵胞が黄体に変化し、黄体ホルモンを分泌します。黄体ホルモンは妊娠に備えて子宮内膜へ血液量を増やし、子宮内膜をふかふかに保ち、また体内の栄養素の燃焼を高め、体を温め、高温期を保ちます。基礎体温が低温期より0.3~0.5℃高く維持され、12日間続くのが理想的です!ふかふか・ぽかぽかの内膜があれば、受精卵が着床しやすくなり、妊娠します。 そうでなければ、内膜がはがれ、また月経が起こります。

ふかふか・ぽかぽかの子宮内膜を作るためには?


中医学ではこの時期を、陽気が支配する時期と考えます。「血(けつ)」や「陰(いん)」を補いながら「気(き)」や「陽(よう)」を補い、陽気を助けることが大切です。
またこの時期はイライラ、憂鬱、胸が張る、などが起こりやすいので、なるべくストレスをためずに、ゆっくり、リラックスすることがとても大切です!
高温期を助けるもの
















○ 食べ物では 紫蘇や春菊などの香りの強いものは、イライラしやすいこの時期のストレスを発散してくれます。
○生薬(漢方で用いる植物性、動物性の材料)では

  • 陽(よう)を補うもの: 鹿茸(ろくじょう)、海馬(かいま) 巴戟天(はげきてん)など

  • 血(けつ)を補うもの:当帰(とうき)・芍薬(しゃくやく)・ 阿膠(あきょう)・鹿茸(ろくじょう)など

  • 陰(いん)を補うもの:地黄(じおう)・枸杞子(くこし) 紫河車(しかしゃ)など

  • 気(き)を補うもの: 黄耆(おうぎ)・人参(にんじん)・ 党参(とうじん)など


 

 

補中丸(ほちゅうがん)
※日本では
鹿茸・巴戟天が入っている漢方薬として 参茸補血丸(さんじょうほけつがん)・・・蝋丸タイプ
鹿茸・巴戟天・海馬が入っている漢方薬として至宝三鞭丸(しほうさんべんがん) ・・・蝋丸タイプ
海馬・鹿茸が入っている漢方薬として海馬補腎丸(かいまほじんがん)・・・・・丸剤
当帰・黄耆が入っている漢方薬として 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)・・・・・シロップ状
黄耆・党参が入っている漢方薬として 補中益気丸(ほちゅうえっきがん)・・・・丸剤
当帰・黄耆が入っている漢方薬として十全大補丸(じゅうぜんだいほがん)・・・・丸剤
リラックスには・・・・逍遙散・シベリア人参

高温期にどんな検査を受けるの?












○ 黄体ホルモン検査 高温期の7日目ごろに採血し、検査を行います。
値が低い場合は黄体機能不全と診断されます。
黄体機能不全の要因としては以下のことが考えられます。


    • 黄体ホルモン不足




  • 卵胞発育不全



  • 高プロラクチン血症



  • 子宮内膜症


○ 子宮内膜組織検査 排卵した後の高温期に、子宮内膜組織を少しだけ採取し、顕微鏡で検査します。子宮内膜が着床に適した状態になっているかどうかが分かります。


高温期,基礎体温,