気になる病気
アトピー性皮膚炎と漢方
日本橋店 岡部 幸治
アトピー性皮膚炎は漢方薬や塗り薬だけでは十分な解決は望めません。日常生活の努力がとても大事。注意したいポイント教えます。
Point:1 痒み対策
爪をたててかくと、皮膚を損傷してしまい、余計治りが遅くなります。 出来るだけ、
掻かない対策がポイント!!
① 爪は短く切っておく
② どうしても痒い時は、指の腹で優しくさする、たたく。 目の周りはたたく事は避けましょう。
③ どうしても痒い時は少しタオルなどで冷やすのも効果的。
(冷やしすぎはよくありません)
④ 寝ている間は綿の手袋などをして、無意識に爪で掻かないように注意。
⑤ 部屋の温度、湿度に注意。
Point:2 入浴方法、スキンケア
お肌に優しい入浴方法
① ぬるま湯(38度~39度)でやさしくさすって洗う。
タオル、スポンジなどの摩擦は避ける。(手でさすっても十分汚れは落ちます。)
② 短時間入浴が大事。10分~15分が理想的。
③ 石鹸、シャンプーはなるべく低刺激のものを。
④ 入浴後は低刺激の保湿クリームによりお風呂で吸収した水分を逃がさないように。
Point:3 衣類に関する注意
① 肌に触れる肌着やシャツなどの素材は綿がベター
② 洗濯の際には酵素入りの洗剤は使用しない。
③ 洗剤の量は出来るだけ減らし、衣類に洗剤が残らないように気をつけましょう。
④ 体を冷やさないように薄着は避けましょう。
Point:4 食に関する注意
① できるだけ和食中心。「腹八分目を心掛けて」
② 肉、魚(特に生)は控えめに。十分に加熱調理し、よく咀嚼しましょう。(特に肉はよくかんで。)
③ 野菜や海藻類を食べるときには火を通す事が重要。生のまま食べると体を冷やし、肌によくありません。
④ 下記のもののとりすぎには要注意!!・ 甘いもの・・・チョコレート、ケーキなど
・ 油物や肉類・・・とんかつ、てんぷらなど
・ 香辛料の多いもの・・・キムチ、カレーライス、唐辛子、こしょう
・ 加工食品・・・ファーストフード、インスタントフード、スナック菓子など
・ 生もの・・・サラダ(野菜は出来るだけ火を通して)、刺身など
・ 冷たいもの・・・ジュース、ビール、カキ氷など
Point:5 日々の生活における注意
①部屋(特に寝室)、浴室はこまめに掃除、換気をし、ダニや埃、カビの発生を防ぎましょう。
②季節に応じた湿温と湿度管理。
③過剰な日光浴は避ける。
④適切な運動をしましょう。
⑤便通に気をつけましょう。(便秘にならないような食事の注意)
⑥趣味の時間を作るなど、ストレスを避けましょう。
これらは最も基本的な5つの注意事項です。
お薬だけでも治りは遅いですし、またこれらのことを怠るとより症状が酷くなる恐れがあります。もう一度ご自身の生活を見直してみてください。
アトピー解決の思わぬ糸口が見つかるかもしれませんよ。


写真は漢方服用、スキンケアで2ヶ月経過時。ご本人も生活習慣にはとても気をつけたためこれだけ早い期間でよくなりました。
