排卵日はいつか?




一般に排卵日とは、低温相の最後に、低温相の体温より一段低い値を示す体温陥落日を指すと言われています。

しかし、実際には人により幅があり、排卵日を確実に言い当てることは難しく、この体温陥落日の前後2日を入れた5日間を排卵期として考えます。
排卵時期を知るには体温表だけではなく、おりものの量からも判断できます。排卵前は、卵の通りを良くするためにおりものの量が増え、卵の卵白のように半透明で粘稠を帯びるようになりますので、この変化で排卵を知ることができます。


排卵期は成熟卵胞を卵巣から送り出す時期!!


排卵期

低温期に大きくなった卵胞(直径18~22mm)が卵巣から排卵され、卵管を通り、子宮内に押し出されます。この時、精子と出会い、受精が行われると受精卵となります。妊娠のしやすさでは、卵子は排卵後24時間、精子は2、3日生存すると言われていますので、体温が上がりはじめてから性交しても、時間がたってしまい受精が難しくなります。ですから排卵予定2日前~排卵日が最も受精の可能性が高くなります。

中医学ではこの時期、排卵がスムーズに行われるよう、活血薬(かっけつやく;血液循環を良くし、排卵を促す)を服用します。特に、多嚢胞性卵巣や卵管癒着、子宮内膜症などがある方は、卵子が卵巣から出にくかったり、卵子が卵管に詰まりやすいため、排卵期の対策が大変重要になります。またこのような病気が無くとも排卵痛がある方や排卵後体温が上がるのに2~3日かかる方は養生が必要です。


排卵を助けるものは?



食べ物では

香りの強い食べ物:香菜、タマネギ、ニラ、セロリなど
      サンザシ茶、紅花茶、ハトムギ茶も排卵を促します。

薬草では

  
当帰(とうき)、(せんきゅう)、丹参(たんじん)、 牡丹皮(ぼたんぴ)、赤芍(せきしゃく)、桃仁(とうにん)など

漢方薬では

帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん): 血液を補いながら血流を良くします。
温経湯(うんけいとう):体を温め血流を良くします。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):特に下腹部の血流を良くします。



排卵期に病院で受ける検査とは?


経膣超音波検査

子宮、卵巣、卵管やその周囲、卵胞の大きさ・数を調べます。
卵胞は排卵の時期には直径20mmぐらい。
内膜が肥厚し、8mm以上あるのが理想。

頸管粘液検査

精子が子宮内に入りやすいよう、排卵日頃になると頸管粘液と呼ばれる水様の透明なおりものが増えてきます。
この粘液の量や伸び具合を調べます。
クロミッド(排卵誘発剤)の副作用として、頸管粘液の量が減ることがあります。

内分泌検査血液検査)

血液中の卵胞ホルモンの値を調べ、卵の成熟度を調べます。
卵胞ホルモン:卵胞1個あたり200pg/ml以上あれば成熟卵胞。
黄体ホルモン:卵胞が十分に成熟したとき、下垂体から多量に放出される。
         黄体ホルモンのピークから36~48時間後に排卵する。

フーナーテスト

排卵時期に合わせて性交した後、頸管粘液の中に元気に動いている精子がどのくらい存在するかを顕微鏡で調べます。(性交後12時間以内)
頸管粘液不全、精子のトラブル(精液量、精子数、運動率など)、抗精子抗体(精子を異物と勘違いして凝集させ、受精を妨げる抗体)があるかどうかがわかります。


月経周期が安定しなければ、はっきりとした排卵時期を知ることはとても難しくなります。まずは安定した体温と月経周期作りを心がけましょう。 




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