わかりきっている!?




今回のテーマは「タイミングの取り方」です。赤ちゃんができるためには必ずといって良いほど必要なことです。「そんなことは知っていてタイミングもわかっているよ。」と聞こえてきそうですが、本当にタイミングが正しいのか?さらにはみなさんがそれに関して知っていることが正しいのか?ということを復習がてらご覧になって下さい。もしかしたら「うそ!」「そうなの?」「知らなかった。」ということがあるかもしれないですよ。

タイミングは赤ちゃんができるためには必要なことですが、不妊症の原因は様々です。タイミングが正確にとれたからといっても、不妊の原因によっては妊娠に至らないケースも多くあります。そのような方は西洋医学における体外受精などが必要になることもありますが、タイミングの知識は妊娠の仕組みを知る上でも重要です。是非ご覧になって下さい。

いつ排卵?




ズバリ言ってしまえばタイミングは排卵にあわせることが大前提。当たり前のことではありますが、意外にもこの当たり前のことがなかなか難しいのです。大まかにいつ頃排卵するかはわかるのですが、実際は本当の排卵にあわせてタイミングをとることはできません。むしろ排卵にぴったりあわせる必要はないのです。ではポイントがありますので一緒に覚えていきましょう。

  ①基礎体温表で低温期(卵胞期)から高温期(黄体期)に移行する時期。
  ②質の良いおりものが多くなっている時期。

特にこの2つは大きなポイントです。①は基礎体温をつければ大まかに知ることができるでしょう。②について質の良いおりものはどのような状態であるかというと、半透明でやや粘り気のあるおりもので、指に付けて伸ばすと10㎝位伸びる とされています。おりものは常にごく微量ながら分泌していて、排卵の時期が近づくにつれて徐々に量が多くなり、次第に質の良いおりものが分泌してくるのです。

病院で検査をされている方は排卵がいつなのか先生が教えてくれますが、②については病院ではあまりふれない部分です。卵胞の質にも関わってきますので覚えているといいですね。また市販の排卵チェッカーをお使いになる方もいるかと思います。チェッカーに関しては完璧でない部分がありますのであくまで目安にして頂いた方が良いかと思います。

今までは何となく・・・。と言う方もいつ頃排卵するかはもう大丈夫ですね。しかしここで安心するのはまだ早いですよ。
排卵はその時の体のコンディション、 心のコンディションによって大きく左右されることが多々あります。ですからズバリこの日が排卵だ!というようにならなくてもいいのです。むしろ排卵する時期 を正確に把握することが大切になってくるのです。

 

 

「日」ではなく「時期」でとらえる




ではこれまでの事を踏まえて実際にいつタイミングを取るかということです。隣の図をご覧下さい。a が排卵する日だと仮定します。さらにこの日の±2日をそれぞれ b ・ c とします。実際にはこの a の日を中心に b の日と c の日にタイミングを取ります。 その時のコンディションによって排卵も早くなったり遅くなったりと様々ですので、 a の日が本命で b の日と c の日がフォローということになります。 卵子は排卵後24時間、精子は2~3日生存しますのでその生存時間の差を考えてもこのようなタイミングが良いかと思います。

「 aの日を中心に二日或いは三日連続でタイミングを取ったほうが良いのでは?」という疑問があるかと思います。ですが今回のテーマにおいては下手な鉄砲数打てば当たるという原理ではありません。単純にタイミングの数を増やせばいいのではないのです。

では連続でタイミングを取るとなぜ良くないのか?精子はおよそ1~3日で作られ睾丸に蓄えられますが、連続でタイミングを取ることによってまだ十分に蓄えられていない、精子がまだ成熟していないという問題が起こってきます。精子も卵子と同じように受精できるぐらいまで成熟していなければいけないのです。精子の成長とでも言いましょうか、まだ幼い精子では卵子までたどり着く力もないと思いませんか?ですから連続でタイミングを取ることは受精率の低下に繋がりかねないのです。「わかった!それなら逆にこの b の日まで精子をためておこう」と考えることも良くないのです。よく男性はこのような考えの方が多いのですが、この考えは先程の精子成長論に当てはめて言えば、何日もためてある精子はいわばヨボヨボのおじいちゃん。やはり卵子にたどり着く確立は低くなります。

ではどうすれば一番良いタイミングの取り方なのか?一番良いと思われるタイミングの取り方は先程の a の日を中心に b の日と c の日にタイミングを取る+さらに b の日の3~4日前に一度タイミングを取る ということです。この3~4日前に一度タイミングを取ることは先程の受精するための精子をヨボヨボのおじいちゃんにしないためであり、非常に大切なことです。

 

 

最後のポイント!


 

いかがでしたでしょうか?みなさんのタイミングの取り方は正確でしたか?今回のポイントは排卵日だけに注目するのではなく、「排卵の時期」まで視野を広げるということです。ですからタイミングも排卵日だけにあわせるのではなく、排卵の時期にあわせることが大切なのです。

排卵はその時のコンディションによって変わるとお伝えしました。ですから排卵の時期はリラックスする事も非常に大切になります。と同様に男性もリラックスすることが大切です。よく男性から耳にするのが「排卵日は今日だから早く帰って来てね。」「今日は必ずタイミングを取らなければダメ!」と奥様から言われるということです。この言葉を言われることによって男性は大きなプレッシャーを受け、男性だけではなく精子までもが動きが悪くなることがあるのです。実際は男性の方が女性よりもデリケートなのでしょうかね。

赤ちゃんは二人のこと。お互いにリラックスできるように二人でできる趣味を持つ などしてはいかがでしょうか。


タイミング,