5月になると、新年度・新学期が始まってはや1ヶ月。そろそろ緊張やストレスがピークに達し、体に不調が出てきている方が多いのではないでしょうか。春は「肝」の季節で特にストレスを受けやすい季節なのです。今回はストレスと身体に及ぼす影響をご紹介します。

 

ストレスと"臓腑"の関係




中医学では、怒・喜・思・憂・悲・恐・驚などの感情・情緒変化を「七情」(しちじょう)と呼んで います。これらは生きていく為には必要不可欠なものですが、これらの刺激が強すぎたり、長期間続くとストレスとなり「」の活動や「臓腑」に影響を与えます。中でも「肝・心・脾」に与える影響は顕著です。




 

「気(エネルギー)」や「血(血液)」の流れをコントロールします。精神活動を調整するため、自律神経とも深い関わり合いがあります。ストレスの影響を一番受けやすい臓腑です

ここの機能が失調すると・・・
イライラ、怒りっぽい、憂うつ、ため息、胸脇痛、月経不順、月経前に胸が脹る、喉の詰まり感、急な耳鳴り(高音)など

 

文字通り、心臓のポンプ作用により全身血液を運びます。「心」は「神(脳・精神活動)」を司っています

ここの機能が失調すると・・・
不眠、寝つきが悪い、多夢、不安感、動悸、驚きやすいなど

 

胃や腸など消化器全般を指し、飲食物を消化・吸収し、「気」や「血」を作り出す機能があります。

ここの機能が失調すると・・・
食欲不振、便秘、下痢、ガスがたまる、ゲップが出る、少食、月経がダラダラ続く など

 






*知ってました?*
“ため息”って「気」の流れをよくする為に自然と身体が起こしているアクションなのです

 

肝脾不和(かんぴふわ)




臓腑同士の不調でよく見られるのが肝脾不和といわれる状態で、ストレスが原因で「肝」の機能が失調し、「脾」をいじめて (抑制が強すぎる)胃腸障害が出てきます。「緊張やストレスから胃が痛くなる、下痢してしまう」などの症状はこういった原因で起こるのです。

代表的な症状として食欲不振、嘔吐、ゲップ・ガスがよく出る、ストレスからくる胃痛・腹痛、下痢と便秘を繰り返す、腹脇部の脹り・痛み など


よく使われる漢方薬・ハーブティー


体調・体質によってお薬は変わりますので漢方をご服用の際はご相談下さい。ご参考までに以下内容を記載します。

◇開気丸◇
ストレス・お腹の脹り・ゲップ・ガス・胸のつかえ・吐き気・胃痛・腹痛・便秘と下痢の繰り返し など



◇心脾顆粒◇
貧血・落ち込みやすい・不安感・焦燥感・動悸・不眠・多夢・めまい・不正出血・あざが出来やすい など



◇逍遥丸◇
ストレス・イライラ・落ち込み・お腹の脹り・月経不順・冷え症 など



ストレスによるニキビ・舌が赤いときは加味逍遙散



◇酸棗仁湯顆粒◇
心身が疲れ切っているが眠れない・寝つきが悪い・多夢・動悸・めまい・のぼせなど



◇半夏厚朴湯◇
喉の詰まり感(梅核気)・吐き気・嘔吐・ストレスから来る喘息・咳・痰など

◇天王補心丹◇
不眠・多夢・眠りが浅い・寝つきが悪い・動悸・息切れ・不安感・のぼせ・ほてり感など






 

ストレスから身体を守る♪オススメハーブティー♪


◇シベリア人参茶◇ 

*環境適用能力を上げ、ストレスから身体を守ります。
*精神を安定させ、自律神経のバランスをとります。仕事が忙しい・精神疲労・不眠・不安感・焦燥感のある時に!

 

アロマセラピーでリラックス




ストレスがたまっている、落ち込む・・・そういったときにはアロマテラピーがオススメです。 お気に入りの香りを部屋に焚いたり、お風呂に入れたりしていい香りに包まれましょう。ストレスがたまっているときは、柑橘系のオイル(オレンジ・レモン・ベルガモット・グレープフルーツなど)が特にオススメです。香りをかぐ事によってリラックスし、「気」の流れが良くなります。