ストレス

職場環境や他人の行動、自分へのいらだち、その他いろいろ原因はありますが、なにかしら「ストレス」と感じていることってありますよね。「私はないわ」とおっしゃる方にもホントにない人と、自覚症状のないだけで実は体に症状として持っている方もいます。大人だけでなく、塾や習い事の多いお子さんも無縁ではありません。ストレスは精神的ダメージの他、身体にも影響を与え、体調不良を起こしたり、更には老化を早めたりもします。中医学では「七情内傷」という感情の過剰によって病気が引き起こされるという考え方があり、その後1938年にはカナダのセリエ博士によりストレスが病気を引き起こすことが提唱されました。現代は昔以上に激しいストレス社会。あるのが当たり前の生活の中で、ストレスなんかに負けないよう、身体も心も丈夫にし、上手に発散して元気に生活していきましょう!

 

今回はストレスについてお勉強していきましょう。


 

*ストレスって何??


ストレスがつく言葉:テクノストレス、労働ストレス、ノルマストレスなど
人体は、刻々変化する外界の環境に対して生体を安定した状態に保とうとする仕組みを持っています。これを 「ホメオスタシス(恒常性)」といいます.

ほ乳類のような高等動物では 「神経-免疫-内分泌」 の相互作用で維持されます。 寒ければ交感神経が働いて末血管を収縮させ体外への熱の放出を防ぎ、甲状腺刺激ホルモン分泌亢進により代謝を促すホルモンが産出され熱を産生します。 このような外界の刺激に対する反応を「ストレス」と呼び、その原因となる刺激を「ストレッサー」と呼びます。 適度な反応は人生に刺激となり、活発に機能を向上させることができます。これを「快ストレス」といいます。逆に過剰で、 慢性的な不快な反応を「不快ストレス」といいます。

つまり「ストレス」というものは悪いものだけではなくで「快ストレス」であれば、やる気を出し、 前向きに頑張るエネルギーになります。全く無ければぼーっとした1日をおくることになるかもしれません。

* 仕事とストレス




漢方では「肝-心-脾-肺-腎」の関係に相当します。ストレスは 「肝」で受け取り、気血の流れを鬱滞させます。またひどいときは「脾」胃腸に影響をおよぼし、 ストレス性胃炎、胃潰瘍や、「腎」へは免疫系の混乱、アレルギー症状悪 化などや生命力低下の老化促進へとつながります。

肝の気の流れの鬱滞が「肺」 にいけば肺気の動きを乱し、過換気症候群、喘息、咳など、「心」 では動悸血圧上昇、不安、不眠、
イライラなど様々な症状を引き起こします。人間のからだは臓器1個1個孤立して存在しているわけではなくそれぞれが関連しているので、
ひとつの機能異常は全身へ と及んでいくわけです。

職場ストレスによる経済的損失は1992年のアメリカで、年間2000億ドル、日本円にして約20兆円という莫大なもので、現在の日本はそれと同じような状態にあります。職場のストレスは、 テクノストレス、過労ストレスとなり、本人の健康をそこなうだけでなく、利益の生産性まで落としていくのです。

 

* 太陽リズムとストレス


私たちの身体は昔むかしから1日24時間の環境変化に合わせてホルモンの分泌量や免疫力血圧、気分の調子など変化します。これは太陽が昇って活動が始まり、太陽が沈んで休息するという自然の動きに適した変化です。遺伝子的に現代人でもその変化は記憶されています。
この変化のリズムが乱れると、ホルモンも精神状態も免疫も調子がおかしくなってきます。これは生体にとって大きなストレスなのです。特に睡眠と覚醒は生活リズムの基本となります。睡眠時間がばらばらだったり睡眠不足が続くと、リズムが狂い、体調を崩しやすくなります。このことははるか昔から中国医学では「天人相応」と言われていたことと一致します。「人間は小宇宙」「世界は大宇宙」といい、自然の一部である人間は自然界のリズムのなかで生活をすることが自然であるのです。現代ではどうしても夜型生活に傾きやすくなり、体調も崩しがちになるのです。例えば、睡眠不足は生体リズムを乱し、交感神経の過剰興奮などのさまざまな方面に影響をおよぼします。現代では血圧や急性心不全等も関連が明らかになっています。漢方的にも夜は「陰」の時間にあたり、その時間に休まないと「陰不足」という「体内機能水分不足」となり心機能に影響をおよぼすということになります。

さて、ストレス社会と呼ばれる現代、多くの人が過度の「不快ストレス」を感じ、しかも発散する時間や余裕がない、またはストレスに耐えられない人もいます。しかし同じ環境にいてもまったくストレスをため込まず、平気な顔をしている人がいます。これは「ストレス耐性」 の違いによるということが一因として考えられています。「ストレス耐性」とは考え方や、生活環境によりストレスに対して耐えられる力をそなえているかどうかということです。


ここであなたのストレス耐性をチェックしてみましょう。

(イスクラ薬局HPの以外のページが開きます。ご希望されない方はリンクをクリックしないでください。)

あてはまる項目の合計点を計算してください。
合計点数が高い程、ストレス耐性が高くストレスを感じにくいことになります。