漢方薬を服用して1年9カ月。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を乗り越え妊娠。無事に元気な男の子出産されました。 おめでとうございます!!

 

不妊症

37歳のYさん。5歳の女の子のお母さんです。 初めての妊娠は排卵誘発剤を使用してすぐに妊娠、出産。その2年後妊娠されますが臨月の時に維持できず流産されました。海外での滞在から帰国後、受診。検査結果は少し貧血があるものの、卵管含め他に異常はありませんでした。来店されるまでの3ヶ月間はデュファストン(合成黄体ホルモン)服用 。副作用は特に感じず、鍼灸の治療も取り入れておられました。

月経はだいたい36日周期、出血期間は6日、排卵まで約20日。 食欲やお通じはいいけれど寝つきが悪い、リラックスできずイライラすることが多い、またこの一年は月経始まる1週間前から下腹部に痛みがあることが特徴的でした。ほてりやのぼせるという自覚はないものの基礎体温は高めに推移しています。ホルモン剤は中医学的にみると「陰虚火旺」(肝腎陰が不足して熱がこもる)と「お血」(血流が悪い)状態になりやすくします。ここにストレス=「肝気鬱滞」(気の巡りが悪い) が加わると卵胞の育ち、排卵、高温期の維持を抑制してしまいます。

 

ここでYさんには変化に応じて調整しながら以下の漢方薬をのんで頂きました。

・血を養いその流れをスムーズにするため・・婦宝当帰膠、冠元顆粒
・ストレスの緩和・・加味逍遥散
・こもる熱をさまし肝腎陰の不足を補う・・杞菊地黄丸、二至丹
・生殖能力を支える腎精、腎陽を補う・・海精宝、参茸補血丸

 

高めだった基礎体温も次第に安定し月経前の下腹部痛がなくなってきました。これまでタイミングと人工授精でしたが体外受精にむけての治療を開始したところ20個近く採卵うち数個が良好でしたが卵巣過剰刺激症候群(OHSS)で卵巣が腫れて休養を余儀なくされましたが、このあと50日たった頃生理が来て体調も安定しました。

 

これからは移植に向けての身体づくりですがホルモン剤も使用するのでそれを加味したうえでの漢方薬を服用し、2回目の移植で見事に陽性反応がでました!その後妊娠中も順調で風邪ひきそうな時も漢方の感冒薬を服用しながらこの春元気な男の子を出産されました。妊娠を望まれる方の多くは病院の治療を受けておられ個人差はあるもののやはりホルモン剤の副作用はあるようです。もともとの体質を改善するとともに薬の副作用を軽減することに対しても漢方薬は有効と思われます。

 

 

漢方薬を服用する前と後の基礎体を比較すると、 服用前は低温期が不安定で高温期ホルモン剤を使用している間、下腹部に痛みが続いています。妊娠陽性がでる直前の基礎体温は低温期・高温期とも安定し内膜の状態も良好、移植後陽性反応がでました。


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