泣くと目が腫れるのは・・・・


泣き晴らしたために、目が腫れて恥ずかしい思いをしたことってありませんか?1分でも早く元に戻したい!という心境になりますよね。なぜ泣くと目が腫れるのでしょうか?

泣いた後の「目の腫れ」というのは、眼球が腫れるのではなく、まぶたが腫れた状態です。目の周りは、身体の中で最も皮膚が薄く、やわらかくて毛細血管も集中しているので、打撲による皮下出血をおこしやすく、わずかな刺激でも強く腫れてしまうことがあります。

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涙 が出ると涙を拭くために目の周りを手で擦りますよね?ここで目をゴシゴシこすると、刺激となって眼の周りが腫れあがってしまうのです。刺激により皮膚の下の毛細血管から、血液とともに血液中の水分「組織液」が大量に染み出します。組織液はリンパ管に入り、細胞に酸素や栄養を与え、排出物を受けて処理し、血管系に戻るという循環を繰り返していますが、手やハンカチなどで目をこすることにより、水分排出の働きが阻害され排出できないために、まぶたは組織液を蓄えて、重く腫れていきます。

 

つまり目の腫れを最小限にするためには…

泣くときには涙を拭わずにポタポタと落下させ、絶対目の周りを触らない!が必須となります。流れてきた涙を頬でやさしく拭けば、翌日の腫れはかなり抑えられるでしょう。

それでも腫れてしまった場合には・・・


まぶたの腫れをとるには、水分を排出できなくなった毛細血管のつまりを解消してあげることがポイントです。

 

*目の周囲の筋肉を動かしましょう!


両目を繰り返しパチパチしたり、顔を固定して目を上下左右に動かすなどの運動をすれば、毛細血管の流れもスムーズになるでしょう。

 

*温→冷シップで目元すっきり!


タオルを水で濡らし、電子レンジで1分ほど暖めます。まずはタオルが冷めるまで顔に当てて温シップ。そしてタオルが冷めれば、冷水で濡らしてもう一度顔に当てます。これを交互に繰り返すと、効果バツグンです。

 

*使用済みの紅茶パックでも・・・


紅茶にはラマフラヴィンという目の腫れに効果のある色素が含まれています。ティーパックを冷やしてまぶたの上に5分程度のせると、肌にも穏やかで効果的です。カモミールのような鎮静作用のある紅茶がお薦めです。

 

*お薦めの漢方は?


水分代謝を助けるものとしては「勝湿顆粒」、「越婢加朮湯」、「五苓散」などがあります。目の腫れを抑えるものとしては「天津感冒片」、「五涼華」、「香菊花」などがお薦めです。 (注) 実際に漢方を服用する際は専門家にご相談ください。

 

体質改善で「腫れない目」づくりを


泣いた後だけでなく、飲酒や寝る前の水分過剰摂取、寝不足などでも翌朝の目は腫れやすくなります。中医学では、水分代謝はおもに肺・脾・腎の共同作用で行われると考えられています。特に「肺」は体全体の水分代謝における重鎮。肺の働きが良ければ、水分はスムーズに全身をめぐります。特に顔など上半身のむくみが顕著な場合は肺の働きを改善すれば、水分代謝はうまくいきます。また、上下のまぶたは「脾」の状態を現わしているので、まぶたの腫れは脾の働きの異常を示しています。「肺」と「脾」の働きを強化すれば、ちょっとした刺激には耐えることができるでしょう。

 

それぞれの臓に効果がある食べ物は・・・・


「肺」:ニンジン、山芋、白キクラゲ など
「脾」:豆類(特にインゲン豆)、ジャガイモ、キャベツ、果物(みかん・りんご) など

これらを積極的に摂って「腫れやすい目」なんてバイバイ!ですね。