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メタボリックシンドロームと漢方

有田 奈々

 

<味覚の秋が近づいてきました>

暦の上ではもう既に秋ですね。秋になれば「芸術の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」と言われるように、 涼しくなって様々なことが楽しめる季節ですね。
その中でも特に「食欲の秋」は果実がたわわに実り、食べ物が一段と美味しくなる季節ですね。 今からワクワクと楽しみにしている方も多いでしょう。私も想像するだけでも垂涎ものです。しかし、赤提灯に誘われ暗闇へと消えていくように、 中高年の方に危険が差し迫っているのは「メタボリックシンドローム」です。 今ではこの名を知らない人はいないくらい世の中に浸透していますね。 厚生労働省の副大臣もメタボ退治として半年間奮闘されている様子がHPで紹介されています。

<2人に1人はメタボリックシンドローム…?>

メタボリックシンドロームとは下腹部がポコッとしたいわゆるリンゴ型体型の内臓脂肪肥満に、高血糖、高血圧、 脂質異常のいずれか2つ以上併せ持った状態を示します。いわゆる生活習慣病の代名詞です。平成16年の国民健康・栄養調査によると、 メタボリックシンドロームの疑いがある人ならびに予備軍を合わせた割合は、 中高年の男性(40~74歳)のなんと2人に1人が該当すると考えられています。(同年齢の女性の場合では5人に1人)

<中成薬の取り入れ方>

中医学の場合は数値に左右されるものではありませんが、メタボ対策としてよく使われるのが「冠元顆粒」です。 他にも体内の熱を取り除き、水分代謝を良くする「竜胆瀉肝湯」や同じく熱感を除く「瀉火補腎丸」などが使われます。 他にも中国では昔から消化剤として処方されている「焦三仙」などもあります。
色々と挙げましたが、体質によって出すお薬が異なりますので、詳しくはお近くの漢方薬局までご相談ください。

<食養生>

生活習慣病とは文字の如く、食事や行動などの日々の習慣が要因となり引き起こされる事の多い病気です。
まずはバランスの良い食事を心がけましょう。バランスといっても食事を調整するのはなかなか難しいですね。 そんな時は何をどのくらい食べたか食事日記をつけることをおすすめします。すると客観的に自分の食生活を知る事ができます。 そして日記の記録にない、例えばキノコ類や海藻類、豆類などがあれば積極的に摂りましょう。頻繁に出てくる肉類や揚げ物などがあれば、 とりあえず控えるように心がけましょう。それでも心配でしたら、お近くの薬局にご相談、 もしくは病院や保健所などの栄養士や管理栄養士にアドバイスを受けに行く事をおすすめします。

<スポーツもお忘れなく…>

薬ばかりでなく、この機会に自身の生活を見直し、より快適な人生を過ごす為にも「スポーツの秋」を取り入れてみましょう。 と言っていきなりスポーツジムへ行って汗を流す事はありません。まずは手始めにウォーキングなどいかがでしょうか。一駅前に降りて、 涼しい風にあたりながら歩いて帰るのもオツですよ。

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