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まぶたがぴくぴく

北京會舘 下田 弘通

まぶたがぴくぴく

誰でも経験したことがあるだろうと思われるまぶたのぴくぴく。「あれって何だろう?」って思った事がある方も少なからずいるはずです。 今回は、その疑問について考えてみましょう。

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私自身、まぶたが「ぴくぴく」することが度々あるのでよくわかるのですが、「目が疲れる」ために「ぴくぴく」するのではありません。
目がぴくぴくする原因は「漢方」でいう”肝”にストレスがかかるために起こることが多いです。 ”肝” は精神的な緊張を受けると体の中で「風」を生じます。この「体の中の風」 がまぶたをぴくぴくさせたり、体をふらつかせる原因になるのです。

ちなみに私は昨年末から読書中毒になり、50冊ほどを短期間で読みふけりましたが、まぶたがぴくぴくすることはありませんでした。 逆に肝と密接な関係のある「春」になると読書には関係なく、まぶたがぴくぴくします。きっと「春」 という季節は知らず知らずの内に心に緊張感を与えてしまうのでしょう。

あと、「春」や「緊張」以外にまぶたをぴくぴくさせる原因で多いのが「睡眠不足」です。「睡眠不足」 自体ストレスですし、 西洋医学的にも「自律神経」が乱れると説明ができます。 この「体の中の風」でまぶたがぴくぴくしているということは「体にストレス」 がかかっている「信号」です。

ぴくぴく症状は、大きく二パターンに分けられます。ひとつは一時的な症状がみられるが自然と治ってしまうもので、 もう一つは長時間症状が続き、しばらく経過しても改善が見られないものです。後者の場合は、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣等の可能性も出てきます。 症状が進むとまぶたが開けられなくなることもあるそうなので、まずは眼科で検査をしてもらう方が良いでしょう。

まぶたがぴくぴくの原因

中医学では、「肝」が原因であると考えます。「肝」は気の流れをコントロールしつつ、 血の貯蔵も行っている大変素晴らしい臓腑です。その他、目や筋との繋がりも非常に深く、まさに「まぶたのぴくぴくは」ここに当てはまります。 つまり、肝に影響を与えるものであればピクピクの原因になるものという事です。

例えば、気の流れを阻害するストレス・精神的な緊張が体内に「風」を起こした時や、過労や睡眠不足などで血を消耗する時です。 もちろん月経での出血や、考え事が多い時・悩み事が多い時なども血を大量に消耗しますので同様です。実は、慢性的に脾胃(胃腸) が弱い方にも見られまして、食物からの消化吸収が悪く、血をしっかりと補えないパターンです。

まぶたがぴくぴく ~漢方薬編~

タイプによって服用すべき漢方が変わってきます。

1)ストレスため込み型(肝気鬱結)

このタイプは、気の流れを自分でコントロールできないひと。イライラやストレスにより体調の変動が大きい人、 精神的に不安定に陥りやすい方は要注意。気を流すお手伝いの出来る漢方を服用すると良いでしょう。
例)星火逍遥丸など

2)浪費&無貯蓄型(肝血不足)

このタイプは、血液の浪費が激しく貯蓄が下手なひと。何でも真剣に考えてしまう真面目な方や、心配事が多い方、 慢性的な睡眠不足の方に多いです。何事も計画的にやると良いでしょう。
例)婦宝当帰膠など

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3)胃腸弱ってます型(脾胃虚弱)

このタイプは、胃腸が弱いため栄養がしっかりと吸収できないひと。まずは、食物から栄養を摂取できるように胃腸を鍛えましょう。
例)星火健胃錠など


まぶたがぴくぴく ~食養生編~

1)気の流れをサポートしてくれる食物(香りのよいもの)を積極的に摂りましょう。

例)ケツメイシ(ハブ)、菊の花、ハマナスの花、薄荷、ネムの木の花、ジャスミンなど
 

2)血を補給できるような食物の摂取を心がけましょう。

例)クコの実、レバー、ホウレンソウ、ニンジン、ナツメ、ブドウなど
生薬では竜眼肉(おいしい)もあります。

3) 胃腸弱っています型

例)ヤマイモ、ジャガイモ、もち米、リンゴ、インゲン豆、ハトムギ、蓮子肉など


まぶたがぴくぴく ~まとめ~

原因と対処や予防法がお分かり頂けたかと思います。いずれにしても、ならない様につとめることがベストです。 きちんとした食生活や睡眠は全ての基本です。しっかり心がけて予防しましょう。

それでも駄目な場合、漢方などの服用を勧めます。今回、掲載したお薬はあくまで一つの例だと思って下さい。 誰にでも通用する訳ではございませんので、実際に服用する際には、体質チェックをしてくれる漢方専門の先生に相談しましょう。では、 ぴくぴくとさよなら出来るよう頑張っていきましょう。

ご相談はお近くの漢方薬局にどうぞ

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