ニキビは思春期だけの悩みではありません。女性の場合、月経周期によって悪化することも多いもの。
その患部もTゾーン、頬、アゴ、背中、胸など、その方によってまちまちです。基礎体温から考えると、月経が終わったばかりの低温期に比べて平均0.3℃ほど体温が上がる高温期は、肌トラブルが出やすい時期といわれています。これは黄体ホルモンの働きが活発になることで皮脂腺の分泌も活発になるためです。

2009102901 

高温期を中医学的に考える


呼んで字のごとく、高温期は体温がいつもより『高温』になるので、中医学でいう『熱の症状=赤み、痒み、のぼせ、便秘など』も出やすい時期。主な原因には、『発熱とは関係なく血が熱を持っている状態=血熱(けつねつ)』や『体内を巡るエネルギーの停滞=気滞(きたい)』があります。

気の流れを調整する身体の働きは『肝』と言い、自律神経や情緒面と深い関連があります。月経前にイライラや落ち込みなど精神状態の変化が大きくなるのもこのためです。

 

あなたは大丈夫?気滞チェック!


 ● 月経前になると過食してしまう
 ● 腹部や胸脇部に張りや痛みがある
 ● ガスやげっぷが多い
 ● 胸に詰まりを感じる
 ● イライラや落ち込みなど気分の波が大きい
 ● 普段からストレスを感じやすい

繰り返すニキビや吹き出物には、高温期でも気の流れをスムーズにキープする中成薬を使って体質改善のベースづくりをするのがポイント。『肝』を整えることになるので、PMS(月経前症候群)を防ぎ、快適な高温期の強い見方になります。体質が変わってくれば気になる症状とサヨナラできるのはもちろん、中成薬の服用も“卒業”です。

 

今のお肌、何とかしたい!


とはいえ、『いま、今日のこのお肌を何とかしたい!』というのが女ゴコロ。症状が強く出ている時には比較的即効性のある中成薬の併用がおすすめです。たとえばニキビの他に『便秘や肌の赤み・ほてりが強い場合』や『ニキビに芯があって硬く盛り上がっていたり、痒みが強い場合』にはそれぞれの症状に合ったお薬を併用すると相乗効果もUPします。

中成薬を効率よく使うにはコツがあります。それは自分でできる養生法を取り入れること。知らず知らずのうちに自分でニキビを悪化させていたら、悲しいですよね。漢方薬局でのご相談では、ご自身が積極的に体質改善に取り組んでいけるよう、生活面でのアドバイスも重視しています。

 

今すぐできる養生法


■『不要な熱を取る食材』でお肌も気分もクールダウン

食べ物:きゅうり、なす、トマトなど
飲み物:ミントティー、菊花茶、緑茶など

■『香りの良いもの』で気の流れをスムーズに

食べ物:柑橘系、紫蘇、三つ葉、春菊、クレソン、セロリなど
飲み物:ジャスミンティー、マイカイ茶など
生 活:アロマオイル、お香、入浴剤など

■カラダをゆるめてココロもリラックス

腹式呼吸、ツボ押し、マッサージ、半身浴、ヨガ、太極拳などなど、
ストレスケアの第1歩はカラダをゆるめる事から始めましょう

■症状を悪化させる要因の見直しを

□ストレス(ため息、イライラ、増えていませんか?
□睡 眠(体内時計、乱れていませんか?)
□食 事(スパイシーなもの、甘いものを食べ過ぎていませんか?)
□排 便(すっきり出せていますか?)

ニキビに限らずお肌のトラブルは、直接状態を拝見させていただくことが改善の秘訣。ひとりで悩みを抱えずに、どうぞお気軽に薬局までいらしてくださいね。お求めになったお薬の他にもスグに役立つ情報を手に入れて、のびのびと快適な毎日を送りましょう!

2009102902


月経前,ニキビ,