主婦湿疹とは?


炊事や洗濯など水仕事をする機会が多い女性によく起こる‘手あれ’や‘皮膚のかぶれ’を「主婦湿疹」と言います。最近では、主婦湿疹になる男性や子供も増え、一年を通しても患者数が多い疾患です。合成洗剤、殺菌・消毒用ハンドソープなどは、脱脂作用が強く、使い過ぎると手の皮膚が乾燥して、皮膚の抵抗力を奪います。その上、強い水圧で手を洗い流す行為は、手に強い刺激となり皮膚の角質が壊れてしまうので湿疹などができやすい状態になります。主婦湿疹の中で、一番多くみられるのが、指の乾燥や荒れがひどくなり、手全体が赤く腫れ水疱、丘疹などが出るタイプです。炎症が慢性化すると、皮脂量の減少などにより、皮膚が硬くなって指紋がなくなり、亀裂を生じ、かゆみを伴うこともあります。また、つめが変形することもあります。もともと皮脂の分泌量が少ない人やアトピー体質の人は、主婦湿疹になりやすいのですが、食事や睡眠が不規則で、炎症体質を自ら作っている人も、主婦湿疹になることが多いようです。

 

 

主婦湿疹の治療法


西洋医学では、炎症などに対して、副腎皮質ホルモン剤を使い治療します。手のかさつきやひび割れは、保湿効果のある尿素含有の軟膏などを用いて改善します。主婦湿疹は、皮膚の再生の遅れによる疾患です。中医学の考え方では、皮膚の元となる血液が不足して、皮膚を作る力が不十分なために生じると考えます。これを「血虚」と言い、血虚になる原因としては、血液を作る力の弱さによる血液不足や、末梢に十分な血液を送ることができないためなど個々により異なってきます。

 Picture 933
Picture 933 / Jem Hologram.


 

よく使われるのは




 

まずは、清営顆粒瀉火利湿顆粒などを使用し、湿疹や皮膚の炎症などを抑えます。血虚体質の改善として、不足している血液を補うためには、婦宝当帰膠や参茸補血丸などを使います。胃腸を立て直して血液を作る力を強くするためには、補中益気丸や帰脾錠などを使います。抹消に十分な血液を送るためには、冠元顆粒、血府逐オ丸などを使います。

<注意> 実際に薬を服用する際は、専門家に相談してから服用ください。



生活での養生


● 水仕事をする時には、洗剤などは直接さわらないよう必ず手袋をする。
● 冷水は避けて、ぬるま湯を使う。
● 水仕事の後は、必ず保湿クリームなどを用いて保湿をする。
● レバーやマグロ、カツオ、青魚など血を増やすものを積極的に摂る。

主婦湿疹などの皮膚病は、規則正しい生活と養生で改善の兆しは見られるものです。油分の多い食べ物をやめ、甘いものは控えるようにして早く寝るようにすれば、漢方薬だけでも十分に改善されます。ぜひ、規則正しい生活を心がけて見てください!

 

 


主婦湿疹,