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生理(月経)と頭痛

六本木店 桑島 宜子

生理(月経)と頭痛

PHM06_0097

女性は男性と違って月経周期によって体調が変化します。月経は主に2つのホルモン(エストロゲン、プロゲステロン) によりコントロールされており、月経前はプロゲステロンが多く、月経中はどちらも少なくなります。

そのため、月経前後はホルモンバランスの変化により、生理痛・発熱・頭痛・下痢・鼻血・浮腫・ 胸が張るなどの症状がでることがあります。

漢方では痛みに対して“不通則痛”“不栄則痛”(通じないと痛む、栄養されないと痛む) という考え方があります。

例えば、一般的な頭痛には外の寒さ(寒邪)が体表を襲い、寒邪によって脉管が収縮し、通じなくなり痛むことがあります。また、 生理痛には血不足の体質により月経の時に血が更に不足し、子宮を血が栄養できなくなるため痛むこともあります。

月経の度の頭痛には、通じない・栄養されない痛み以外に五臓の「肝」に火がある人に起こる傾向があるようです。
ここでいくつかの体質について紹介します。

『血虚(けっきょ)』

[症状]

月経中または月経後に何となく頭が痛い(痛みの程度はひどくない)。
めまい、動悸、倦怠感など。

[原因]

もともと血虚の体質があり、月経により血が子宮(下部)へ流れてしまうことで、血虚が悪化し、脳(上部)が血によって栄養されず、 頭痛が起こる。

[漢方薬]

婦宝当帰膠600mL2箱+瓶

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

[使われる生薬]

当帰、川キュウ、白芍、熟地、人参、白朮、茯苓、炙甘草など

『肝火(かんか)』

[症状]

月経中または月経前に張ったような、刺すような頭痛。場所は頭の頂上。
めまい、イライラして怒り易い、口が苦く、喉が渇くなど。

[原因]

ストレスなどのイライラ・怒りにより五臓の肝の気が鬱結し、火に変化。肝火が頭(上部)へ上り頭痛が起こる。 肝の経絡は頭の頂上を通っています。

[漢方薬]

杞菊地黄丸(こきくじおうがん)
瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)

[生薬]

熟地黄、山茱肉、山薬、沢瀉、丹皮、茯苓、枸杞、菊花、苦丁茶、夏枯草、など

『血オ(けつお)』

[症状]

月経前または月経中に激烈な頭痛。
経血の色は暗く塊がある。お腹に疼痛があり触りたくない。

[原因]

ストレスにより肝の働きが悪くなり、気の巡りが滞り、血の流れも影響を受けて滞りオケツとなる。
頭の方の絡脈がオケツに阻まれると、毎回の月経で血と一緒にオケツが動き、痛みが激烈になる。
また、気血が子宮へ流れるのをオケツが阻むと経血が暗くなったり、塊があったり、お腹が痛くなる。

[漢方薬]

冠元顆粒45-90箱+アルミ 

血府逐オ丸(けっぷちくおとう)
冠元顆粒(かんげんかりゅう)

[使われる生薬]

赤芍、川キュウ、桃仁、紅花、老葱、生姜、紅棗など

とりあげた漢方薬は代表的なものになります。

服用される場合はお近くの漢方薬局にてご相談下さい。

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