PMS(月経前症候群)とは?


PMSとは、月経の2週間前から1週間ほど前になると生じる、複数の不快な身体症状、精神症状のことです。「生理前になるとなぜかイライラしてしまう」というのが典型的な症状で、ほかにも情緒不安定、気が変わりやすくなる、落ち込む、むくみ、頭痛、下腹部痛、乳房痛などが挙げられます。これらが単一で出ることは少なく、複合して現れるために「症候群」の名がついています。そして、いざ月経が始まると不快症状がまったくなくなる、あるいは軽減される、というケースが多く見られます。

 

PMSの中医学的な考え方


中医学では、PMSはストレスにより「肝」の働きが乱され、気の巡りが伸びやかにできないために起こると考えられています。肝は気の流れや自律神経のバランスをコントロールする機能があり、ストレスを受けるとその働きが悪くなってしまうのです。特に春は、環境が変わったり、新しく物事を始めることが多いので、何かとストレスがたまりやすく、肝のトラブルが起こりやすくなりますので、日頃の養生が大切です。肝の機能を正常化させ気の巡りをスムーズにする精油成分に富む、香りのあるもの、かんきつ類、酸味のあるものといった食材が効果を発揮します。

 

PMSのための薬膳


PMSに効果的な食材を取り入れたメニューです。是非一度お試しください!

《春のイエローライスサラダ・ジャスミンティー》

19.3

 

 

 

1、春のイエローライスサラダ


<材料(2人分)>
・米 1合
・ターメリック(姜黄)小さじ4分の1
・セロリ 1本
・玉ねぎ 4分の1個
・赤、青ピーマン 各1個
・蟹肉 100g
・寿司酢 大さじ2
・オリーブオイル 大さじ1
・塩、胡椒 少々

<作り方>
1.米を洗って、ターメリックを加え、少なめの水加減で固めに炊く。
2.炊き上がったご飯に寿司酢を混ぜ、あら熱をとる。
3.セロリ、玉ねぎ、ピーマンをそれぞれ薄切りにして、蟹肉、オリーブオイルと共に寿司飯に混ぜ、塩、胡椒で味を整える。
4.皿に盛り付け、セロリの葉を飾りつける。

 

2、ジャスミンティー


ジャスミンの茶葉適量でお茶を淹れて、ライスサラダに添える。

 

 

<食材の効用>


1、春のイエローライスサラダ
・米:胃腸を丈夫にしてエネルギーの元である気を高める(補中益気)、消化吸収機能を回復(健脾和胃)、ストレスや咽の渇きを解消(除煩渇)
・ターメリック:女性の血行障害を改善する(破血行気)、月経不通、月経痛を改善する(通経止痛)
・セロリ:肝の働きを改善し、体にこもった余分な熱を冷ます(平肝清熱)、体内の余分な水分を排出し、尿を出やすくする(利湿治淋)
・玉ねぎ:気を正常に巡らせ胃の働きを高める(健胃理気)、身体にこもった余分な熱を冷まし、痰を取り除く(清熱化痰)
・ピーマン:体内にこもった余分な熱を収めてイライラを解消する(清熱除煩)、肝にこもった余分な熱を収めて食欲を促進する(平肝和胃)、気の巡りを促進し痛みを止める(理気止痛)
・蟹:陰を補い潤して髄液を補充する(滋陰補髄)、身体にこもった余分な熱を冷ます(清熱)、血の滞りを解消する(散血)
・酢:血液の粘り気を抑え、血行を良くして血の滞りを解消する(活血散お)、消化を促し、脾胃にたまった飲食物を消化する(消食化積)
2、ジャスミンティー
ジャスミン茶葉:気の巡りを良くする(理気)、欝滞した気分を解消する(開鬱)

 

生活上のアドバイス


* 自分に合った気分転換やストレス解消法を見つけておく
* イライラ解消に効果のあるミント、カモミール、ラベンダー、ジャスミンなどのハーブをお茶にしたり、
入浴時に入れるなどして精神的にリラックスさせる