随分涼しくなってきましたね。そして空気も乾燥しているので咽喉を痛めている方が多いようです。電車の中でも空咳の声が頻繁に聞こえるようになりました。この季節は肺や身体を潤す食材を積極的に摂るようにしましょう。

山芋、はちみつ、豆乳、松の実、きくらげ(黒白とも)、蓮根、百合根、牡蠣、スッポン、鴨、豚肉、ピータンなど様々な“潤い食材”がありますが、この中から、豆乳、松の実、黒きくらげ、蓮根、豚肉をつかった和風豆乳シチューのレシピを日本橋店発行の“星星(キャラクターパンダの名前です)新聞”11月号に掲載予定です。どうぞお楽しみに!

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1.肺はデリケートな臓

肺は五臓六腑の中で人体の一番上に位置しています。ということは、外部の環境の変化を一番影響を受けやすい臓だということです。

更に肺は五臓の中でも一番デリケートな臓なので、風邪などを引くと、真っ先に咳、咽喉痛、鼻水、痰などの肺系統(呼吸器系統)の症状が出てくるのです。そして肺が一番苦手とするのは乾燥。そう、秋に注意すべきは肺系統の乾燥なのです。

2.肺が乾燥すると肌も乾燥してしまう

肺と皮膚は経絡を通じてつながっているため、肺の乾燥は皮膚の乾燥へと発展してしまいます。更に肺の働きが弱まると、皮膚の表面のバリア機能が弱まり、体表の水分調整機能も弱まり、しわになりやすくなります。

このように肺の乾燥は単なる呼吸器系の症状だけではなく、肌にも影響を及ぼすことになるのです。

3.秋の食養生のポイント

では、肺の乾燥を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?単に水分を沢山摂ってもそれは肺を潤すことにはなりません。前述した肺を潤す食材を心がけて摂るようにしましょう。ここでは、“星星新聞”の11月号でも使用予定のキクラゲについてご紹介します。

きくらげには日本でもポピュラーな黒きくらげと、中国では高級食材の白きくらげがあります。薬用効果は白きくらげの方が高く、体液を補い、唾液の分泌を促し(滋補生津)、肺を潤し、胃を保養する(潤肺養胃)作用があります。黒キクラゲは料理に使うのに対し、白きくらげは主にデザートに用います。白きくらげと百合根やナツメを氷砂糖と一緒に蒸したものは清王朝の西太后も美容の薬膳として好んで食していたとか。

そう、肺が潤うと皮膚も潤うのです。近頃はスーパーでも白きくらげを置いてありまるのをみかけるようになりましたので、お家でも氷砂糖とともにゆっくり煮込んでみてください。そしてこのとろとろに柔らかくなった白きくらげのシロップ煮を冷やして食べると、乾燥して痛む喉にとっても心地よいですよ!今が旬で、こちらも肺を潤す作用のある梨も一緒に加えて食感の妙を楽しむのも面白いですね。

では、インフルエンザ予防のためにも、お肌のためにも肺をたっぷり潤わせて、紅葉の美しい季節を楽しみましょう!