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薬膳について

粘膜強化の黄耆とろり汁

身体には、外邪(細菌・ウイルス・花粉など)の体内への侵入を防ぐバリア機能が備わっています。このバリアを中医学では『衛気 (
えき ) 』と呼びます。これが強固であれば外邪の体内への侵入を防ぎ排除することが出来ます。目・鼻・
咽喉などの粘膜はこの衛気に支えられています。


 しかし、もともと衛気が弱い場合もしくはストレスや睡眠不足・偏食が続いた時は、
身体の抵抗力すなわち免疫力が低下するため病気にかかりやすくなり、
また免疫機能が乱れることにより花粉症などのアレルギー症状を引き起こすと考えられています。


 普段摂る食事でこの衛気を補い免疫力を整えましょう。


今回ご紹介する料理には生薬の 黄耆 ( オウギ ) を使います。


黄耆:【性味 甘/微温】キバナオウギの根を乾燥させたもの。



免疫増進、利尿、血管拡張作用があり、気力の衰え、内臓下垂、むくみ、高血圧の改善に効果。


黄耆とろり汁


【材料】4人分


 


黄耆  20 g 

水 2カップ

木綿豆腐  1/2 丁

鶏肉  100 g

しめじ  1/2 パック

なめこ  1/2 パック

やまいも(大和芋)10cm(直径 3cm)

ブロッコリー  1/2 房

だし( 昆布かつおを使って)3カップ

塩適量  

醤油 適量


【作り方】



  1. 黄耆を水に 20 分くらい浸したあとに火にかけ沸騰後弱火にして水量が半分になるくらいまで煮る。黄耆を除き、
    煮汁とだしを合わせる。 (A)

  2. 木綿豆腐は 2cm 角に、鶏肉は一口大に切る。

  3. しめじは石づきをとりほぐす。なめこはさっと洗う。

  4. やまいもは皮をむき、 1cm の輪切りにする。

  5. ブロッコリーは小房に分ける。

  6. (A) を沸騰させ、 2 から 5 の具を入れ軟らかくなるまで煮る。

  7. 塩、醤油で味を整える。


《食材の効能》


今回使った食材の効能の共通点は「気を補う」、代表的な食材です。


きのこ類: ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素が豊富、低カロリー。


     免疫力アップさせる効果が高い。


豆腐: タンパク質が多く、体力回復に役立つ。


鶏肉: 五臓を元気にする、スタミナをつける。


やまいも ( 大和芋 ) : 滋養強壮作用が強く、補腎の薬として用いる。


ブロッコリー: ビタミン C が豊富なので粘膜強化に最適。免疫力アップさせる。


   今回使用した食材はとてもポピュラーなものばかりですが、
何気なく使うよりやはり効能を意識したほうがもっと効果アップしそうです。


 生薬の黄耆は漢方薬局でしか手に入りませんが、今回初めて料理に使ってみました。なんとこれのにおいも味も全く感じませんでした。
これならまだ薬の飲めないお子さんも抵抗なく食べられ、オススメです!


 普段やまいもはとろろや短冊切にして生で食べることが多いですが、煮たやまいもが他の芋類にはない食感でおいしく、
これも新たな発見でした。


やまいもとなめこの粘りでつゆはとろーり、片栗粉いれたみたいでこの粘りが粘膜を守ってくれそうです。 


 冷え性の方やカゼ気味の時は、これにねぎ・生姜を加えてもよいでしょう。寒い日にフーフーしながら召し上がれ。


 


 衛益顆粒免疫力アップの「黄耆」を主成分とした漢方薬「衛益顆粒
について、詳しくはこの「漢方百科」の「季節のキーワード」の「花粉症に負けない Part.1 Part2 」


https://www.ikanpo.jp/kanpo/2003/09/part1.html


https://www.ikanpo.jp/kanpo/2003/08/part2a.html


をご参照ください。


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