高尿酸血症(痛風)とは?


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血中の尿酸の正常値が、
男性3.8-7.5mg/dL
女性2.4-5.8mg/dL
に対し、

7.0mg/dL以上を『高尿酸血症』 、8.0mg/dL以上になると、尿酸の血液中に溶けていられる飽和濃度を超え、尿酸はナトリウムと結晶をつくり、関節に沈着。この結晶に対して免疫反応である白血球が攻撃し『痛風』発作が起こります。

女性の場合、女性ホルモンに尿酸排泄を促す作用があり、閉経後はホルモンの分泌が減るため、尿酸値は上昇します。

高尿酸血症(痛風)の原因は?


毎日、尿酸は体の中で生成・排泄され、このバランスが崩れると高尿酸血症(痛風)となります。

●  PRPP合成酵素亢進症など遺伝的なもの
●  薬剤(利尿剤、アスピリンなど)
●  悪性腫瘍
●  肥満
●  飲み過ぎ(特にビール)や食べ過ぎ
●  ストレス など

 

高尿酸血症(痛風)と中医学的にみると


尿酸は「風熱」や「風湿」と考えられ、 高尿酸血症(痛風)は「風湿熱痺(ふうしつねつひ)」と、とらえられています。体質としては、脾虚(消化器系が弱く、体に湿をため易い)、湿熱の方がなりやすい傾向があります。

 

【漢方薬では】


○急性期(痛風発作時)…関節の腫れ・赤みがあるときに清熱・止痛作用のあるものとして


白虎湯
桂枝加芍薬湯
痛みが強い時、附子を加味 など

○慢性期…発作のおさまった後の「体質」改善として


「脾虚」
健脾散(けんぴさん)
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう) など

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「湿熱」
イスクラ温胆湯(せいかうんたんとう)
瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
猪苓湯(ちょれいとう) など

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また、長く患っていると尿酸の結晶により血管の壁が傷つけられていきます。血液の巡りをよくする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」を併用する場合もあります。とりあげた漢方薬は一例です。

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実際に服用される場合はお近くの漢方薬局にてご相談下さい。

 

【まとめ】


高尿酸血症(痛風)と診断されたら、治療や体質改善とともに肥満→標準体重をめざす!(散歩などの有酸素運動と食事量を適量に)

アルコール→休肝日をつくる!(尿酸の元となるプリン体が多く含まれるビールを控え、ウイスキー・ブランデーなどの蒸留酒を選ぶ。)

水分→1日2L以上の摂取を!(腎臓に尿酸の結晶が沈着しないように)など、再発予防を心がけましょう。

実際に使用される場合は、お近くの漢方薬局でご相談ください。


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