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膠原病と漢方

からだの構成単位には、いろいろな臓器があり、臓器をつないだり、支えたりしている部分があります。これを結合組織といいます。膠原とは、この結合組織や血管壁の重要な成分の線維蛋白質であり、膠原病とは、この膠原線維に病変が起きたことをいいます。

主な膠原病として6つの病気が有名です。

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  • 関節リウマチ
  • 全身性エリテマトーデス(SLE)
  • 皮膚筋炎(多発性筋炎)
  • 全身性硬化症(強皮症)
  • シェーグレン症候群
  • サルコイドーシス など

膠原病では、組織の中でも、特に血管を中心として慢性持続性の炎症が起こります。どの臓器も血管によって栄養を受けているため、血管の炎症が一度起こると、多くの臓器に病変が起きます。また、膠原病に共通する特徴として自己免疫現象があります。これは,細菌やウイルスなどに対して体の持っている免疫反応が自分の細胞や組織を構成する成分に反応し、自己の成分に対して抗体やリンパ球を産生してしまう現象です。これにより膠原病は自己免疫疾患としても分類されています。

膠原病:症状と治療

膠原病は、主に皮膚、関節、血管などに炎症が見られます。

皮膚症状

目や鼻のまわり、手足の関節あたりに多く見られます。赤くて大きな紅斑模様で、日光過敏症などと誤診されることもあります。

関節症状

手指、膝や肘などの関節のこわばり、腫れ、痛み、などがあります。熱感を感じることもあります。

血管の炎症

血管は全身にありますので、からだ全身に異常が出る可能性があります。例えば、発熱、疲れやすい、全身倦怠感などがあります。

膠原病:漢方薬では…

膠原病は自己免疫疾患となりますので、免疫を抑えるような治療を中心とします。また、膠原病は炎症の面もありますので、炎症を抑える治療も行います。西洋医学では一般的に、副腎皮質ホルモン(ステロイド)を中心とします。それに合わせて、免疫抑制剤、抗炎症剤などを併用して使用されます。

薬の副作用(例えば感染症、骨髄抑制作用)のために十分に治療が受けられない場合があります。そういう場合、治療効果を高めるために漢方薬を使用する場合があります。それだけでなく西洋薬の使用量を減らす目的でも使用されます。

西洋医学では、病名によって薬が決定しますが、漢方では、その方の「証」(症状)を中心に考えて漢方薬が使用されます。漢方薬の種類も豊富なため使用時には、相談漢方薬局・薬店で相談するのが一番と考えられます。現代医学的な検査・治療を中心とし、そこに漢方薬などを併用していくことが確実な方法と考えられます。

日々の気を付けること

膠原病は日々の生活を怠ると発症しやすくなります。生活習慣の乱れは、膠原病を悪化させる原因でもあります。例えば、食事や就寝時刻が不規則な生活、睡眠不足、疲れやストレスを溜め込むこと、悩み事が多い、過渡なダイエット、偏食などは原因となります。

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