漢方薬局で麻子仁丸を買い求める方は少なくないでしょう。どのような方が麻子仁丸をお求めになるかというと、慢性便秘の方が快便効果を期待してお求めになります。便秘を改善するために活用されてきた麻子仁丸は、遥か昔、漢時代からすでに考え出された伝統のある漢方薬のひとつです。

その主役である生薬の『麻子仁』は、当時から麻子仁丸だけでなく潤腸丸や炙甘草湯にも活用されて、大便が快通することにより不快な病態体調を改善し治療するのに使用されていました。『麻子仁』とは、食材や飼料などでも馴染みのある『麻の実』と同じものです。食材としては、殻つきのものと、使いやすく殻をむいたものが入手できます。

『薬食同源』を実践する為にも『麻子仁』の食材としての世界を求めたいものです。いろいろ調べたたら、麻の実を使用した料理を提供するレストランもありました。

イスクラ茶坊でも近い将来『麻の実』を活用したデザートも面白いかなと考え、早速、對馬さん(栄養士・調理師)と試作品を作ってみました。

まずは、大豆から豆乳を作るように麻の実から『麻の実ミルク』を作り、『麻子仁豆腐』と『麻の実ミルクの葛もち』の2品。そして『麻の実ミルク』のおからを活用してオリジナルの『麻おからのクッキー』ができあがりました。

*麻の実豆腐

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栄養素としてはミネラル・食物繊維が豊富でビタミンA・E・Kも多く、必須アミノ酸をすべて含んでいます。私たちも「麻の実」の良さを活用して、もっと身体を健全にできるようなお手伝いをしていけたらと思っています。

<参考資料>
『麻の実クッキング~21世紀を拓く自然の恵み~』赤星栄志著
『お手軽、かんたん健康美人の『麻の実』ごはん』麻の実健康プロジェクト編著