薬膳食材としての白キクラゲは?

耳に形が似ていることからキクラゲは中国語で「木耳」といいます。

キクラゲの一種で半透明な白いフリル状の白キクラゲは「銀耳」です。
「銀耳」は滋養のある不老長寿の食品として珍重され、
栽培技術が向上する前は野生ものしか取れなかったので非常に貴重なものでした。

中医学的には滋陰生津(陰液を補い唾液の分泌をよくする)、
潤肺養胃(肺を潤し胃を保養する)の効能があるとされているので、
疲労や体力低下による咳、
体内の潤い不足による口渇や肌の乾燥や空咳などの症状が気になるときによいでしょう。

美顔美肌やアンチエイジングを考えている人にも人気の食材です。
定番は「銀耳炖雪梨(白キクラゲと梨のシロップ煮)、
「銀耳蓮子湯(白キクラゲと蓮の実のシロップ煮)」、「銀耳紅棗湯(白キクラゲと棗のシロップ煮)」などです。

注意することは?

多くの体質の方に合いますが、体に籠もった熱を冷まし、
体を潤わせる性質ですから、陽虚体質で胃腸が冷えやすい人は控えめに。

冷えが原因の咳や、白い痰がたくさん出る人にはお勧めではありません。

お勧めレシピ

白キクラゲは中華料理ではシロップ煮のデザートが多いですが、
味にクセがなく姿も美しいので、酢の物、スープ、デザートなど何にでも使えます。

今日は、優しい味で体を潤すスープを紹介します。
滋陰食材に気を補う鶏スープを組み合わせました。

夏の疲れが残って肌も乾燥して調子が良くないときに如何でしょうか?

双耳鶏湯

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【材料(2人分)】

白キクラゲ 20g(戻したもの)

黒キクラゲ 20g(戻したもの)

豆腐 60g

枸杞子 6粒

鶏スープ 300cc

紹興酒 小さじ1

塩 適宜

片栗粉 適宜

水 片栗粉と同量

【作り方】

1.乾燥キクラゲはさっと洗って水に浸して戻す。

2.いしづきの硬い部分を除いて、黒キクラゲは細く切り、白キクラゲは小さめにちぎる。

3.豆腐は二つに切る。

4.枸杞子はひたひたの水につけて柔らかくする。

5.鍋に鶏スープと紹興酒とキクラゲを入れ弱火で約15分煮る。

6.火を強めて沸いたら同量の水で溶いた片栗粉を加え、もう一度沸騰させる。

7.塩で味付けして豆腐を加え、豆腐に火が通ったらできあがり。器に盛って枸杞子を飾る。

【食材の功能】

白キクラゲ…甘、淡/平/滋陰生津、潤肺養胃

黒キクラゲ…甘/平/肺、脾、大腸、肝経/補益気血、潤肺止咳、止血

豆腐…甘/涼/脾、胃、大腸経/清熱解毒、生津潤燥、和中益気

卵白…甘/涼/潤肺利咽、清熱解毒

鶏肉…甘/温/脾、胃経/温中、益気、補精、填髄

酒…甘、苦、辛/温/心、肝、肺、胃経/有毒/通血脈、行薬勢

食塩…咸/寒/胃、腎、大、小腸経/涌吐、涼血、解毒、軟堅

枸杞子…甘/平/肝腎肺/養肝、滋腎、潤肺、明目


キクラゲ,きくらげ,