今回も、日本橋スタッフと行ってきました北京研修の第3弾をお送りします。

前回と同じ「北京同仁堂中医院」の臨床現場ですが、
今回は、漢方薬局ではあまりお目にかかれない針灸科、按摩科の見学です。

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北京同仁堂中医院は、中医専門の病院であります。

普通の病院と同じようにお薬の処方がメインと考えられますが、実はそれだけではありません。
中医専門の病院では、漢方薬などの飲み薬だけでなく、針灸、推拿も含まれます。

古典医学書にも見える二千年来の歴史を持つ中国伝統の医療であり、現在も中国の病院で利用されています。
そのため、北京同仁堂中医院にも、針灸科、推拿科と専門科があります。

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針灸科見学
主に坐骨神経症、脊椎症、腰の痛み、腰椎ヘルニア、三叉神経痛、
肩こりなど中高年の方が多く整形外科疾患がメインです。
初めは必ず、診察から入ります。

腰の痛みでも、内科、婦人科、外科などにまかせた方がいいのか、
針灸治療にした方がいいのかを判断するためです。

診察の時間は約5~10分位で、10人位を手際よく診察します。
先生のジョークを交えながら、患者さんの緊張をほぐします。

そのあと、患者さんにベットで横になってもらい、針治療を行います。

日本の針治療の場合、
「針管」と言うストロー状の筒に細い針を忍ばせながら、
なるべく痛くしないように刺しますが、
中国では少し違うようです。

中国では少し太めの針を使用します。
患部を軽く消毒して、ダーツの矢の様に軽く投げつけます。
そのため患者さんも少し苦悶の様子ですが、
針の痛みも治療の範囲内とご理解のようです。

治療の考え方については、日本と同じで、経絡の流れに沿って施術します。

たとえば三叉神経痛の方の場合、
頭部、顔面部に施術するのは勿論のことですが、
頭部、顔面部の経絡は手や足にも流れているため、
手の先や足の先にも針を施します。 手足は神経が密集しているため、やはり痛そうでした。

推拿科見学

推拿はコリや痛みはもとより、
体の不調全般にわたる治療や半身マヒのリハビリ治療などにも利用されます。
「推」は「押す」、「拿」は「つかむ」という意味になりますので、
その文字通り、力強い治療法になります。

5 ~10分位、肩こりのため治療を受けましたが、
日本のようなマッサージとは違い、
筋肉のスジを重点に解しますので、
かなり痛かったです。
針灸と同じように中国の方々は痛みに慣れているようですね。

今回初めての中国研修に参加しました。
まさに「百聞は一見に如かず」中国漢方の奥深さを感じた一日でした。
この経験をこれからの相談に生かしていきたいと思います。


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