今回は、女性に多い膣カンジダ症についてのお話です。

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腟カンジダ症は、臨床では真菌による腟炎のほとんどをしめます。カンジダという真菌が膣内で異常増殖して発症する病気で、強いかゆみを伴う症状が特徴です。

 

膣カンジダにあらわれる症状


・    外陰部の発赤、はれがみられ、周辺に紅斑や小膿疱を伴うこともある。
・    外陰部や膣の強いかゆみ
・    灼熱感
・    ヨーグルト、カッテージチーズ状のおりもの
・    おりものが嫌なにおいがする

などがあげられます。

 

原因は何?


カンジダ・アルビカンスという真菌(カビの一種)が膣内に増殖することが原因です。異常増殖の原因としては、ホルモンバランスの変化、疲労による免疫力の低下、抗生物質投与、免疫抑制剤の大量投与などがあげられます。

女性の膣内は普段は必要以上の真菌の増殖を抑えていますが、ホルモンバランスの変化により膣粘液の自浄能力が低下すると、真菌が異常増殖する場合があります。また、カンジダ菌はあたたかくて湿気のある環境を好むので、パンティストッキングやジーンズの着用でも発症しやすくなると言われています。

 

膣カンジダおすすめの漢方薬は?


下焦湿熱

膣カンジタ症を下半身に湿熱がたまって起こる症状ととらえ、清熱利湿の作用を持ったものを用います。漢方薬では瀉火利湿顆粒や竜胆潟肝湯などがあります。



衛気不足

衛気とは、弱った皮膚や粘膜細胞を強化し活性化させ外敵刺激から体を衛(まも)ること、いわば粘膜を含む体表にバリアめぐらせることです。衛気が弱っている時に現れやすい症状には

・疲れやすい
・息切れしやすい
・冷房に弱い
・風邪をひき易い
・汗をかき易い
・花粉症
・アレルギー体質

などがあげられます。
衛気を補う漢方薬には衛益顆粒などがあります。

また、粘膜を強くしてくれるビタミンを多く含んだ、紅沙棘(ほんさーじ)もおすすめです。紅沙棘(ほんさーじ)とは、沙棘の果実から取れるオイルで中国では“美肌油”の異名があります。体内の脂質成分を酸化から守り、細胞の健康を維持する働きがあるビタミンE、βカロチンを豊富に保有しています。美容食品としてもよくつかわれています。


おすすめの入浴剤


瑞花露入浴液…液体タイプので中医学処方に基づいた入浴剤。抗菌作用のあるティーツリー入りです。外用としてお気軽に使用できます。



 

生活養生法


きつい下着、ジーンズはなるべく避ける、ストッキングをこまめに履き替えて高温多湿の環境を作らないことが大切です。また、膣カンジダは繰り返してしまう人が多くいらっしゃいます。繰り返さないためには、免疫力をあげることが大切です。疲れた時は衛気(体のバリア機能)も不足してしまうので、睡眠をしっかりとり、ゆっくり休むことが大切です。

 

漢方薬の服用をご希望される場合、その方の体質によって種類が異なることがありますので薬局にてご相談くださいね。


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