毎日店頭で中医学のお話をさせていただいているにもかかわらず中国に行ったことのなかったのですが、ついに10月の連休に研修で北京に行ってきました。

ほとんどが中国初心者のメンバー6名を引率してくださるのは、現地に長く留学された経験をお持ちで勉強会でも人気のあるK先生との情報を得て、出発前からワクワクドキドキで当日を迎えました。

 

中国という国を知って、中医学を学ぶ到着してまず驚いたのは道・空・あらゆる空間に広さを感じた事。そこに暮らす人のパワーはとにかく「すごい!」の一言です。よく食べ、話し、笑って、本当に皆さん勢いが違う!日本人が繊細だといわれる由来を五感で感じられたような気がします。引率のK先生は現地での生活や文化・人を身近に感じられるよう、バス・地下鉄・徒歩を駆使してスケジュールを組んでくれました。そのおかげで『中医学はこの国で生まれたのだ』と意識的にものを見ることができ、日本では日本の風土に合った中医学の活かし方をすれば良いのだと身をもって学べました。

 

街歩きをした中で特に気に入ったのは“路地”です。床屋さん・美容室(なぜだかあちこちに多数ありました)、庶民派の食堂、お風呂屋さんなどを横目に歩いたり、洗ったばかりの洗濯物や子どもの運動靴が干してあるのを見て、微笑ましい思いで散策を楽しみました。ちなみに昔はいたるところにあった路地も、今は近代化の波に押されて消えようとしているそうです。とっても残念…。

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風情のある料理屋さん にぎやかな夕方の路地

 

臨床の現場を肌で感じる


もちろん肝心の勉強もしっかりしてきました。私たちの研修場所は、賑やかな街中にある北京中医医院。中医腎病が専門の劉金城先生の外来診察を見学させていただきました。

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北京中医医院 劉先生

ここで驚いたのも現地の方の持つパワーです。ご病気でお悩みの方々とお会いしたはずなのに、皆さんパワフルなのです。どの方も明確に症状の訴えや先生や私達の質問に答えていかれます。『病気を治そう』という前向きな気持ちがお話の中からも感じられます。中医学的に考えると、中国の方は胃腸が丈夫で自ら気を作り出す能力に長けているので、病人とはいえ“気迫”が違うのかもしれません。

診察後は劉先生と患者様の症状についてじっくりとディスカッション。他にも病院内の薬局見学や推拿(マッサージ)・中医美容(美顔マッサージ・パック)の体験もあり、盛りだくさんの研修内容でした。

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手際の良いスタッフはみんな20代にみえました支えてくださった方々に感謝テキパキと引率のK先生と、言葉は通じなかったけれど離れがたいほど仲良くなった現地のスタッフ、いつも笑顔で一緒にワクワクしてくれた同行のメンバーの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

北京中医医院の劉先生からは中医学に対する情熱や愛を感じ、知識だけではなく『志』も授けていただきました。感謝とともに、また劉先生から学べる日を楽しみにしたいと思います。今回の訪問は北京の観光にベストシーズンでしたが、次回は勉強のため極端に暑かったり寒かったりする“病気になりやすい時期”に行こう!と、K先生は密かに計画を立て始めたようです。

帰国後、研修で学んだことがさっそくお客様の日々の養生に活かせるのは、店頭に立つ醍醐味かもしれません。これからも楽しんで中医学に触れていこうと思います。


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