夜間多尿とは夜、尿で起きる回数または量が増えることを指します。一般に夜間の回数が2から3回以上、尿量が一日の4分の1を超え、夜間の尿量が日中の尿量と同等かまたはそれ以上となることがあります。排尿に関わる症状のうち最も頻度の多いもので、35歳以上の男女、日本人の人口の約4000万人のひとが夜間1回以上排尿のために起きる言われ、加齢とともにその頻度が高くなります。ちょっと驚きですね・・・つまり、夜間多尿は、日常生活において支障度の高い(困る)症状と言えますね。

 

西洋医学の原因は・・・


①糖尿病などの内分泌疾患
②夕方からの水分の摂り過ぎなどがあり
③高血圧、心不全(心臓のポンプ機能が弱った状態)
④腎機能障害など
⑤いびきをよくかく人(睡眠時無呼吸症候群など
⑥過活動膀胱や前立腺炎、膀胱炎など(膀胱に貯めにくい方)
⑦脳卒中、パーキンソン病などの脳や脊髄(せきずい)の病気。
⑧前立腺肥大症など


以上のように、夜間頻尿の原因は様々です。適切な対処をするためには原因を明らかにすることが必要です。自分でできる簡単なチェックには、排尿日誌などがあります。朝起きてから翌日の朝まで、排尿した時刻とメモリ付コップなどで測定した排尿量を日記のように記録するものです。

 

 

 中医学的に考えてみると


①腎陽虚タイプ
症状:夜間の頻尿と尿量増加、排尿後の又は尿失禁、耳鳴り、聴力低下、腰背部がだるい、腰が冷えるなど

②脾腎陽虚タイプ
症状:夜間頻尿と尿量増加、さむがる四肢の冷え頭のふらつき、耳鳴り、全身の倦怠感、元気がなく腰や膝がだるく、無力・食欲不振・胃腸が弱い、下痢、便秘 など

共通して、体の冷えが見られれます。「冷え」は夜間多尿の大きな原因・・・お体の冷えには気をつけたいですね。

 

よく使われのは


腎陽虚タイプ:
蘭州金匱腎気丸(らんしゅうきんきじんきがん)・・・腰の痛みや下肢のしびれ・痛み・排尿困難・残尿感・夜間尿・頻尿・耳鳴りなどに効果があり、一般的によく使われる有名な漢方薬



 

脾腎陽虚タイプ:
イスクラ参馬補腎丸(じんばほじんがん)・・・冷え性、肉体疲労、胃腸虚弱、食欲不振、冷え性などに効果があり、胃腸の弱い日本人の体質に合わせた漢方薬