肩こりってつらいですね。


昔の小説家、樋口一葉は肩こりや頭痛に悩まされていたことで有名です。明治28年に書いた短編小説「ゆく雲」で肩こりのことを「肩がはる」と表現しております。それでは肩がこる・・・この表現は・・・夏目漱石が明治43年から連載した「門」の中で最初に使った造語であると言われています。肩こりって実は・・・造語だったんですね。厚生労働省が3年ごとに行っている国民生活基礎調査では15才から64才の女性の愁訴の第1位が「肩こり」とのことです。驚きですね。

「肩こり」という医学的病名はないとのことです。え、そうなのと思いますが、日本整形外科学会の肩こりプロジェクトでは、肩こりは『肩関節部-項部の間、首の部分、肩甲骨部および肩甲骨部における「硬くなった感じ」「はっている感じ」「重苦しい感じ」「痛い感じ」』と定義しております。

要するに・・・首・肩・背中の筋肉痛とのことです。カッコよく言うと「僧帽筋の筋肉痛」僧帽筋(trapezius muscle)のtrapeziusは「台形」を意味し、首、左右の肩、第12胸椎からできる筋肉で、カトリック教会の修道士さんのフードに見立てた命名のようです。肩を持ち上げたりする筋肉で女性の僧帽筋は男性よりも小さいです。そう、だから女性に肩こりが多いのですね。

 

原因は・・・


急性の肩こりは、寝違え、パソコン作業による眼精疲労、長時間同じ姿勢でのデスクワーク、寒いために身体が縮こまる、重いものを持つという一時的な筋肉疲労や血行不良が原因で起こります。また、精神的な緊張感や不安でも肩や筋肉に力が入り血行が不良になる場合があります。慢性の肩こりは急性の肩こりを起こす原因が蓄積して慢性化したり体型、内臓疾患が原因で起こったりします。

 

 

それでは治療法 ・・・


西洋医学的には薬物療法、温熱療法、マッサージ、入浴などの物理療法が進められています。どれも血行を良くする方法です。漢方でも血行を良くして、血液をきれいにする方法には変わりません。血液をサラサラにして血行を良くする方法を「活血化瘀」(かっけつかお)といいます。活血化瘀によく使われる漢方はイスクラ冠元顆粒(かんげんかりゅう) 。肩こり・頭痛・めまい・動悸などの血行不良を改善する漢方薬です。ご興味のある方は試してみてもいいかもしれませんね。