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中医学を学ぼう!

プラセンタ(胎盤)発見!!

安国生薬市場に行ってきました!


北京から高速バスで約3時間のところに位置する、河北省の安国。ここに中国最大とされる生薬市場があります。ここでは、中国全土から生薬を買い付けに、商人たちがやってきます。品質を見定めて金額が決められていきます。人と生薬の多さに圧倒されました。



 


(画像:http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/fa/Ziheche_in_GUCM_Museum.jpg)


そこで、人の胎盤である紫河車(しかしゃ)をみつけました!いま話題のプラセンタと聞くとご存知の方も多いと思います。ただ、日本で出回っているものは、人ではなくブタや馬などの胎盤です。1個あたり重さ約500g程度だそうです。約二千年前、中国を統一した秦の始皇帝やあの絶世の美女といわれた楊貴妃も不老長寿の妙薬として愛用していたとされています。




そもそもプラセンタとは・・・


哺乳類の「胎盤」のことを指します。

 

胎盤はどうやってできるの?


受精卵が子宮内膜に着床してしばらく経つと、受精卵と子宮内膜の両側から胎盤がつくられます。胎盤の形成は、受精後約5週目から始まり、13週ごろ完成し、妊娠8ヶ月ごろまで発達するといわれています。胎盤が完成したころが、ちょうど妊娠の安定期となります。

 

胎盤の役目


胎盤は、赤ちゃんが成長するのに必要な酸素と栄養をお母さんの血液から受け取るという大きな役目をしています。胎児は自分で呼吸ができません。そこで胎盤を通して、お母さんから酸素を受け取り、二酸化炭素を渡して、胎児の「肺」の役割をしています。また、胎児は自分で栄養をとることができません。胎盤を介して、お母さんから糖分やアミノ酸などの栄養が供給されます。つまり胎盤は、胎児の「消化器」の役割もしているのです。肺や消化器以外にも肝臓や腎臓、老廃物の排泄、ホルモン生成などの機能も助けてくれます。胎盤は、胎児の成長をうながし、妊娠を支え続ける強力なパワーをもっているのです!!人間以外の哺乳類は、出産後に母親が胎盤を食べて、子供を育てる母乳の栄養とするそうです。

 

漢方生薬として


紫河車(しかしゃ)…人の胎盤
【性味】 甘、鹹、温
【帰経】 肺、肝、腎
【効能】 ①補腎益精・助陽②益気養血③補肺止咳
【応用】 男女不妊・不育症や乳汁分泌不全、虚労諸病証などによく用いられています。

 

日本ではオリジンP(プラセンタ製剤)…ブタの胎盤補腎、養血、益気を目的として、滋養強壮、虚弱体質、産前産後の栄養補給、美肌などに用いられています。栄養がぎっちりつまったプラセンタ、漢方薬として体質改善によく使われています。

 

 

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