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皮膚病(アトピーなど)

乾癬の改善例-2

乾癬の改善例


「乾癬」の症状でお悩みの方の改善例をご紹介します。

40代男性。乾癬には20年以上悩まされ続けている。赤み、かゆみがひどく掻くと皮膚がポロポロ落ちてくる。症状がひどい時にはステロイドの外用剤を使用。部位は背中、大腿部、スネ、頭皮部。汗っかきで暑がり。仕事は多忙で帰宅は22時頃。慢性的な睡眠不足。食事は不規則で、朝は野菜ジュース、昼はフルーツ、夜はほぼ外食。便秘気味。タバコを1日数本吸う。お酒は飲まないとのことでした。

 

【2012年10月2日】


右足

 

左足

 

背中

 

生活スタイルや食習慣は皮膚疾患に大きく関係するため、まずは皮膚症状が悪化しやすい食べ物や避けたほうが良い生活習慣をお話しました。その上で、炎症の原因である体の中の熱をなくしていくお薬、皮膚の赤みをとるお薬、血流を良くするお薬をオススメしました。また、肌を守るためのスキンケアもしっかりやっていただくようお願いしました。

 

【2012年11月13日】


右足

 

左足

 

背中

 

 

約1ヶ月後の来店時には皮膚症状が大きく改善していました。規則的な生活を心がけ、食事内容も皮膚に負担をかけないようなものに気をつけているとのことでした。体重は5kg減量したと喜んでしました。また、スキンケアもしっかりやっているとのことでした。そのまま同じことを継続して頑張ってくださいと伝えました。

 

【2013年1月8日】


左足

 

背中

 

 

約3ヶ月後の来店には、年末年始の繁忙期で食生活が不規則になっていたにも関わらず皮膚の症状は落ち着いているとのことでした。赤みや痒みも改善して、皮膚の色素沈着も薄くなりました。

 

【まとめ】


乾癬は完治することは大変難しい疾患ですが、食習慣や生活スタイルを改善しつつ、スキンケアをたっぷり行って肌を守り、漢方薬を使って内側からカラダを整えることにより、短期間(1~3ヶ月)でも皮膚症状を安定させることができるという1例となりました。もちろん個人差がありますので、誰でも短期間に大きく改善するわけではありません。また、漢方薬を飲んでいたとしても、食事や生活スタイルが乱れたままであったり、肌を守るスキンケアを全然行なっていなかったりすると、大きな改善はみられないことも多々あります。

皮膚疾患のコントロールが難しいのは症状の悪化と改善を繰り返すところです。状態がかなり改善をしてきていても、何かの拍子に症状が悪化してしまいます。悪化のきっかけは、日々のストレスであったり、食事や生活習慣の乱れや季節の変化だったりします。漢方相談では、定期的なカウンセリングで、その時々によって、気持ちをリラックスさせるお薬や、季節の変化に対応したお薬へと変更して、結果として皮膚症状が悪化しないようにコントロールしていきます。皮膚症状でお悩み方は漢方相談薬局の門を叩いてみてはいかがでしょうか。

 

*写真や経過の掲載にはお客様の許可を頂いております。

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乾癬の改善例
監修
今井 健二

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