40代女性、4度の流産を経て妊娠された例をご紹介します。

Aさん(41歳、女性)
31歳、35歳の時に自然妊娠するも、2度とも心拍確認は出来ないまま流産。39歳で人工授精を行い陽性反応が出たが、8週目で胞状奇胎と判明。その後、体外受精へとステップアップ。採卵を2回行ったところで、漢方で体質改善されていとご来店されました。

来店時の状態


冷え性、胃弱。顔色は赤み少なめ。舌は暗めの色で舌下の血管もしっかりあった。採卵するとたくさん卵は採れるが、採卵後はいつも卵巣が腫れる。生理周期:30日、出血期間:5~7日、生理痛:なし、習慣性流産が疑われる。病院の検査でPCO*と言われたが、基礎体温はきれいに二層になって排卵もしている様子。ホルモン数値やその他には特に問題はありませんでした。

理想的な基礎体温↓


基礎体温表イラスト

 

*PCO 多のう胞性卵巣:卵巣の中に多数の卵胞がある状態。一般的に排卵しにくく、妊娠しにくい。

 

おすすめした漢方薬


お話を伺って一番気になったのは血流の悪さでした。胃もあまり強くないことを考慮して、まずは血の巡りの改善をメインにキュウ帰調血飲第一加減から服用を開始してもらいました。その後採卵周期や移植周期によって卵の成長、高温期の安定、内膜の作成、卵巣の腫れや免疫などをサポートする漢方薬をおすすめしました。

参馬補腎丸(健脾補腎)、二至丹(滋補肝腎)、田七人参茶(活血止血)、婦宝当帰膠(補血調血)、シベリア霊芝(去湿化痰・健脾補腎)、牡蠣肉エキスなど

A special Chinese medicinal mix of 9 herbs, roots and such
A special Chinese medicinal mix of 9 herbs, roots and such / Uncleweed



1か月後


漢方薬を服用してから身体がぽかぽかし始めたとのこと。同時に鍼治療も始め、鍼の先生にも「体が温かいね」と言われたそうです。凍結卵を移植し、「陽性反応が出ました!でも出血もあります。」と連絡がありました。病院の先生からは、どこからの出血か分からないためホルモン剤を補充しながら様子をみましょうということでした。

その後胎嚢確認できたが、出血が続いており不安な状態が続いた。7周目で心拍らしきものが見えたが、残念ながら枯死卵と判明。病院にて手術を受けられました。

 

3か月後


再び妊娠へ向けて体調を整えるため養生しながら、病院の先生と相談して採卵の予定を入れていくとのこと。

 

7か月後


途中、風邪が長引くなど体調が思わしくなく、採卵も延期、延期が続いていました。服用から7か月程経ち体調はとても良い状態。キュウ帰調血飲第一加減がお身体に合っているようで、冷えを感じなくなったとのこと。そろそろ体質も変化し始めているだろうと考え、もう一度採卵を始められました。採卵後、分割した新鮮胚移植するも、判定(-)。今回は採卵後の卵巣の腫れがひどく、腫れをひかせるための漢方を追加で服用していただいた。次周期も再度採卵されるとのこと。

 

9か月後


凍結卵移植。グレードがあまり良くない卵だったため弱気な感じもありましたが、数日後「今回はいける気がする」とAさんから自信の声が。そしてAさんの予想通り陽性判定!今回は血中HCGもしっかり600越えていましたし、すでにムカムカし始めいているとのこと。以前と比べると良い兆候です。しかし、これまでの事があるので、まだ安心はできない。HCGはさらに上昇し胎嚢確認するも、また出血。Aさんも私も前回のことが頭をよぎりました。幸い、今回は出血もすぐ止まりました。そして初めて心拍確認が出来ました!その後も順調に育ってお腹の大きさも目立ち始めて、27周を過ぎました。そして今秋にはママになります。元気な赤ちゃんが生まれてくることを祈っています。

5 meses
5 meses / josemanuelerre