皆さま、夏休みはリフレッシュできたでしょうか?それとも逆に疲れてしまいましたか?せっかくの休みだからと色々な場所に行き過ぎてしまい疲れた、休むために仕事量が休み前後で増えるから実は余計に大変…というお声も耳にします。こんな時、どうしたらよいか、漢方の視点でお話したいと思います。

 

タイプ1:エネルギー不足の“気虚”タイプ


元気不足の原因は“気”の不足!
せっかくの休みを満喫しようと予定を詰め込み過ぎた・・・
そんな方は元気が不足した『気虚タイプ』かも知れません。元気がない、やる気がない、などはエネルギーである“気”の不足と考えます。“気”というと、なんだか胡散臭く感じてしまうかも知れませんが、漢方でいう“気”は空気のように、目には見えないけど皆さんが普段感じているものなのです。気が利く、気合で乗り切る、気が抜ける…など、“気”が付く言葉は古くから沢山ありますよね。皆さんもよく使っているのではないでしょうか。また“気”は、体を外敵から守るバリア機能を司るので、気が不足すると風邪もひきやすくなります。

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Tired snow leopardess / Tambako the Jaguar


 

気虚タイプの養生法


食べ物は、気を補う食材を食べましょう。具体的には、お米、大豆製品(味噌、納豆、豆腐など)や、イモ類(さつまいも、山芋など)や、きのこ類(しめじ、しいたけ、舞茸など)がおすすめ。冷たい食べ物、飲み物を摂ると、37.5℃前後に保たれている胃腸の温度を元に戻そうとして、余分なエネルギーを使ってしまい、さらに疲れるので控えるようにしましょう。

 

漢方だと?


麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう):代表的なエネルギー補給剤。屋外のレジャー、旅行、BBQなど、動きまわる時、汗をかくときに飲んでおくと、バテにくく、疲れにくくなります。
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健胃顆粒(けんいかりゅう):胃腸の働きを助ける漢方薬。胃腸の状態が悪いと、食べたものがエネルギー変わりにくいので、胃腸を整えてエネルギーを作りやすい体にしましょう。
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タイプ2:ON、OFの切り替えがうまくいかない“気滞”タイプ


スケジュール帳が常にぎっしり。動いていないと落ち着かないというのが、この『気滞』タイプです。元気なのですが常に気を配り、色々なことを考えているので、体も心も休まる暇がありません。そんなストレスは、体の中を耐えずさらさらと巡っている気の循環がわるくなる『気滞』の原因になりますので、鬱っぽくなる、不安を感じやすい、不眠なども起こしやすいのがこのタイプの特徴です。

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Morning rush-hour tube train / Francis Storr


 

気滞タイプの養生法


こういうタイプの方は、エネルギッシュで常に動いている、休むのが苦手、という一見元気な方が多いですが、動くだけではよくありません。中医学では、“中庸(ちゅうよう)”といって、どんなことも真ん中が良いとされています。何事もほどほどにしておくことが、心身ともに健康でいられるポイントだと考えます。普段エネルギッシュな人ほど、睡眠をしっかりとる、意識的に“休息”の日を作るなどして、動く時間・休む時間をバランスよとるようにしましょう。食べ物では、春菊、セリ、セロリ、しそ、パクチーなど香りの強い野菜や、ローズ、ジャスミン、ラベンダーなどのハーブティー、そして柑橘系の果物など、気を回らせる“香り”があるものがおすすめです。

漢方だと?


逍遥丸(しょうようがん):緊張の糸をほぐし、気を巡らせる漢方。緊張しやすい・肩に力が入ってしまうような人におすすめ。
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ミンハオ:高まった気を静めて、落ち着けてくれる漢方。脳が興奮して眠りが悪いタイプにおすすめ。睡眠の質を良くし、脳をしっかり休めましょう。
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漢方の知恵を上手に使って、毎日をもっと快適に!


本日は、気虚タイプ、気滞タイプの疲労対策について書きましたが、皆さん、当てはまることはありましたか?知っていると毎日が快適になる漢方の知恵って実は沢山あります。この知恵を上手に使って、休みも仕事も頑張りましょう!