『人は睡眠中に約コップ1杯の汗をかいている』と言われています。 ふだん実際には自覚しにくいこの寝ている時の汗。服や布団が湿ってしまったり、びっしょり濡れるほどの汗が出ていたら・・・中医学では『寝汗』は立派な症状の1つであることを皆さんご存知ですか?

『寝汗』とは


寝ている時に出る汗のことですが これは正しい生理現象であり、体温を下げることで眠りやすい状態に調節しています。では、なぜ暑い季節でもないのにたくさんの汗をかくのでしょうか?これを中医学の理論に当てはめて考えると説明することができます

Angel Sleeps
Angel Sleeps / planetchopstick


 

陰陽論


中医学では、あらゆるものは陰と陽の対立する二極に分けられるという考えがあります。右と左、上と下、また男性と女性など・・・なんとなく聞いたことがあるかもしれません。1日を陰陽で分けてみると、朝~日中を『陽』、夕方~夜を『陰』とします。陰陽マークを見ていただくと、イメージがつきやすいかもしれませんが、この『陰と陽』は常にバランスを取りながら動いているもので、バランスが取れていれば外側はキレイな円で表現できるのです。『陽』の時間帯から徐々に『陰』の時間帯へ移っていくと『陰』が旺盛になるので、『陽』は『陰』に隠され、また朝になると今度は『陽』が旺盛になるので『陰』が『陽』に隠れます。つまり『陰陽』どちらも充実していてバランスが取れているという状態です。

では、もし『陰』が足りなかったらどうなるでしょう?

Yin Yang - Symbol
Yin Yang - Symbol / DonkeyHotey


 

陰が虚しい~陰虚~とは


夜になっても満ちてくるはずの『陰』が不足していると、隠されるはずの『陽』は顔を出したままです。身体の必要な栄養分『気(身体のエネルギー)・血(主に血液など)・津液(主に必要な栄養分など)』を『陰陽』に当てはめると、『陽』は『気』、また『陰』は『血・津液』ですから、『血や津液』が不足していると静かに寝静まるはずの夜に陽気が顔を出すことになり、身体は暑く感じてしまい汗が出てしまう、これが中医学でいう寝汗のメカニズムです。

 

陰陽
陰陽 / s.sawada


 

陰虚を改善する漢方薬


実際に『陰』が不足し寝汗が出るような状態は、実はかなり不足が進んでいる場合です。陰を補い、抑えられなくなった熱を治めることができる『瀉火補腎丸』や補陰を中心に陽のバランスも整えることのできる『亀鹿仙』がおススメです。また、汗がたくさん出てしまうと『気』の不足も同時に起きてしまいますので疲れてしまいます。『麦味参顆粒』でエネルギーチャージをしましょう。

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一般的に『血や津液』が不足すると、乾燥しがちになったり、喉が渇きやすい、また空咳や便秘に関係する場合もありますし特に女性は月経に伴い、『血』が不足しやすくなります。秋は乾燥の季節ですから、旬な食材を積極的に取り入れるなど日常の予防も大切です。