「病院に行く前に、まず基礎体温を毎日測ってみましょう。」


基礎体温は、脳の視床下部、脳下垂体、卵巣からなるホルモン分泌系が正しく働いているかどうかを知る手がかり。男性の基礎体温は毎日同じですが、女性は月経周期によって曲線を描きます。この体温の曲線からいろいろなことが読み取れるため、治療の目安にもなります。

Day 335: No Fun
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基礎体温とは?


基礎体温とは、必要最低限、生命を維持するためだけにエネルギーを使っている状態の体温、すなわち熟睡している時の体温をいいます。そこで、睡眠中の体温に一番近い起床前の安静状態の体温を毎朝一定時間に舌の下で測ります。正常な性周期の女性は、月経開始日から次の月経開始日の前日までを1周期(28日±7日)とすると、周期前半の低温相(一般に36.5℃以下)と、周期後半の高温相(一般に36.7℃以上)の二相に分かれます。

 

基礎体温のパターンでわかるあなたの体質


正常型
正常型グラフ
●高温相が低温相より0.3~0.5℃高い
●高温相は12~14日間
●高温相へ1~2日で急激に上がる
ホルモン分泌系がしっかり働き、一番妊娠しやすいタイプ

 

山型
山形グラフ
●高温相の前後の体温が低い
高プロラクチン血症、黄体機能不全、卵胞の未成熟の可能性がある

 

低温型
低温型グラフ
●高温相の体温が低い
●月経周期が延びる傾向がある
黄体機能不全の可能性がある
全体的に体温が低い場合、甲状腺機能低下症の可能性もある

 

ダラダラ型
ダラダラ型フラフ
●3日以上かけてゆっくり高温になる
排卵がスムーズに行われていない、もしくは無排卵の可能性もある
高プロラクチン血症の疑いももある

 

M型
M型グラフ
●高温相に低温日が混ざり、体温が安定しない
黄体機能不全の可能性がある
生理前に、胸張りやイライラ、異常な食欲などの症状が現れることがある

 

一相型
一相型グラフ
●体温の変動が0.3℃以下で、高温相を形成しない
月経はあっても排卵がない無排卵性月経の可能性がある

 

計る時の注意事項


 ・ 睡眠時間は最低5時間とり、毎日同じ時刻に測る。
 ・ 舌の下につばが溜まっていたり、途中で寝てしまって口が開いていると体温が低めに出てしまう。
 ・ 電気毛布を使ったり、体温測定1時間前にトイレに起きたり、飲酒、睡眠不足、ホルモン剤服用など普段と違った状態で測定した日は一言基礎体温表に書いておく。

基礎体温はデリケートなものなので、ちょっとした体調の変化で変動します。1日ぐらい測り忘れても問題ありません。あまり体温表にとらわれず、目安の一つと考えて気を張らずに続けてください。


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