アトピー性皮膚炎は漢方薬や塗り薬だけでは十分な解決は望めません。

日常生活の養生がとても大事!!

なので日常の中で注意したいポイントを5つにまとめました。

アトピー性皮膚炎やその他皮膚疾患でお悩みの方は是非参考にして下さい!!

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その1 『 アトピー性皮膚炎の痒み対策』


出来るだけ、 掻かない対策がポイント!!掻いて皮膚を損傷してしまうと、余計に治りが遅くなります。

でも中々難しいですよね…私もアトピーで悩んでいたのでわかります。

痒い時はどうしても『かゆ~い!!!!!!!!』ですよね。掻いちゃいます。無駄に掻かないほうが良いです。

どうしても掻いてしまった時、皮膚へのダメージを減らすためにどうすれば良いのでしょうか。

① 爪は短く切り、爪やすりで角をなくして鈍くする

② どうしても痒い時は、指の腹で優しくさする、たたく。 目の周りは出血しやすいので、たたく事は避けましょう。

③ どうしても痒い時は少しタオルなどで冷やすのも効果的。(冷やしすぎはよくありません)

④ 寝ている間は綿の手袋などをして、無意識に爪で掻かないように注意する。手袋をすることで手が痒くなる方は避けましょう。


その2 『アトピー性皮膚炎の入浴方法、スキンケア』


入浴中や入浴後にかゆみが増すこともよくあります。洗顔料やボディソープを使えば皮脂が落ちて大事な潤いが減り乾燥の原因となります。

ですので、下記にまとめた方法を行ってお肌に優しい入浴を心がけるようにしましょう。

① ぬるま湯(38度~39度)でやさしくさすって洗う。あまり熱いお風呂も潤いを失ってしまいます。
タオル、スポンジなどの摩擦は皮膚のバリア機能低下につながるので避ける。(手でさすっても十分汚れは落ちます。)

② 短時間入浴が大事。10分~15分が理想的です。あまり長く入ると体が熱くなって痒くなる原因にもなります。

③ 石鹸、シャンプーはなるべく低刺激のものを

④ 入浴後は水分をしっかりと拭き取り、5~10分以内には低刺激の保湿クリームで保湿してお風呂で吸収した水分を逃がさないように。


その3 『アトピー性皮膚炎の衣類に関する注意』


一生でもっとも皮膚と接触するものは間違いなく衣類でしょう。その衣類が痒みの原因になることもあります。

衣類からの刺激を抑える(洗剤も)ことも大事になってきます。

①肌に触れる肌着やシャツなどの素材は綿がベター、ウールと化学繊維は皮膚を刺激するので注意しましょう。

② 洗濯の際には酵素入りの洗剤は使用しない。

③ 肌着や肌に触れるズボン、シャツを洗う時だけ、洗剤を指定の量の2分の1~4分の1の量に減らす。

④ 体を冷やさないように薄着は避けましょう。体を冷やすと中医学的に痒みの原因とされる「湿」を作りやすくなります。


その4 『 アトピー性皮膚炎の食に関する注意』


人の体は口から摂取した「食事」を元に形成されています。すなわち現在の調子の悪い皮膚はそれまで食べてきた物が悪い!っといってもよいでしょう(そればかりでは無いですけどね)
① できるだけ和食中心。「腹八分目を心掛けて」
② 肉、魚(特に生)は控えめに。十分に加熱調理し、よく咀嚼しましょう。(特に肉はよくかんで。)
③ 野菜や海藻類を食べるときには火を通す事が重要。生のまま食べると体を冷やし、肌によくありません。
④ 下記のもののとりすぎには要注意!!
・ 甘いもの・・・チョコレート、ケーキなど
・ 油物や肉類・・・とんかつ、てんぷらなど
・ 香辛料の多いもの・・・キムチ、カレーライス、唐辛子、こしょう
・ 加工食品・・・ファーストフード、インスタントフード、スナック菓子など
・ 生もの・・・サラダ(野菜は出来るだけ火を通して)、刺身など
・ 冷たいもの・・・ジュース、ビール、カキ氷など



その5  『アトピー性皮膚炎の日々の生活における注意』


現代、日本の居住環境が快適で住みやすいですね。でも快適さは諸刃の剣…人間が快適ということはダニ、カビにとっても快適です。

そしてアトピー性皮膚炎にダニ、カビは大敵です。他にも日常生活には様々な

①部屋(特に寝室)、浴室はこまめに掃除、換気をし、ダニや埃、カビの発生を防ぎましょう。アトピーにはダニ、カビは大敵です。
②季節に応じた湿温と湿度管理。ダニ、カビは低温と乾燥を嫌いますので、こまめに換気をしましょう。また日本には四季があるのでそれに応じて管理の仕方を変化させるとよいです。下記に四季のお部屋の管理の仕方をのせますので、ご参考にしてください。

「春」…頻繁に換気する。花粉症がある場合は一部屋に空気清浄機を備えて、他の部屋を開け放つなどの工夫をする。

「夏」…エアコンによる乾燥と低温がアトピーを悪化させるので、こまめに換気をして自然の湿気を部屋に呼び込む。エアコンで冷やしすぎない。

「秋」…急激に乾燥する季節なので、スキンケアに注意して加湿器などを利用する。

「冬」…エアコンの熱風は部屋を極度に乾燥させる。昔ながらのストーブの上にヤカンというのが望ましいが、無理なら加湿器を利用する。換気はこまめにする。

③過剰な日光浴は避ける。太陽の光を全く当たらないようにと神経質になる必要は無いのですが、紫外線の強い時間帯(午後2時くらい)は外出しない、しても長袖のシャツを着る等の工夫をする。
④適切な運動をしましょう。
⑤便通に気をつけましょう。老廃物が滞ると皮膚へのトラブルの原因となります。(便秘にならないような食事の注意)
⑥趣味の時間を作るなど、ストレスを避けましょう。

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これらは最も基本的な5つの注意事項です。

どうでしたか?注意することが山ほどありましたね(泣)

これら全てを実行することはとても大変かと思います。もちろん無理のない範囲でされることをオススメしていますので、あまり落ち込まないでくださいね。

ですがお薬だけでも治りは遅いですし、またこれらのことを怠るとより症状が酷くなる恐れがあります。

もう一度ご自身の生活を見直してみてください。

アトピー解決の思わぬ糸口が見つかるかもしれませんよ。




写真は漢方服用、スキンケアで2ヶ月経過時。
ご本人も生活習慣にはとても気をつけたためこれだけ早い期間でよくなりました。