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冬のカゼ対策・・・

早いもので今年も残りわずかとなりました。2010.12.01

冬の寒さ対策は万全ですか?

今年もまた、カゼやインフルエンザの流行が気になります。

そこで活用したいのが、

板藍根(ばんらんこん)。

板藍根は、清熱解毒涼血のはたらきと免疫機能調節のはたらきの両方を兼ね備えています。

つまり、血中の熱を取り、ウィルスや細菌がもたらす炎症をとると同時に、体の免疫力を高めるため、板藍根を使用した“ 板藍茶(ばんらんちゃ)”は、特にカゼやインフルエンザの予防としても、治療としても大活躍なのです。

カゼの漢方薬といえば“ 葛根湯”・・だけではありません。

カゼの症状や発症してからの経過期間によって漢方薬も異なります。

中医学では、風邪と書いて“ ふうじゃ”と呼びます。
風邪は、寒・熱・湿などの他の邪気ともくっつきやすい性質があるので、人によってカゼといっても症状が異なります。

例えば・・・

発症初期(表実証)2010.12.02

風+寒タイプ(ぞくぞく寒気があるカゼの初期)
→板藍茶+葛根湯・麻黄湯(無汗のとき)、桂枝湯

風+熱タイプ(寒気より熱っぽい、咽の痛み)
→板藍茶+涼解楽(りょうかいらく)

一方、カゼ症状は変化も速く、寒から熱に症状が転化することもしばしば。

高熱、咽の痛みなど熱・炎症症状があるときには、清熱解毒と発汗のはたらきのある涼解楽(りょうかいらく)が効果的です。

インフルエンザの解熱にも使います。

寒と熱の両症状があるときには、葛根湯と涼解楽両方で症状をみることもあります。

いずれも板藍茶と併用するとより効果的です。

*板藍茶は、小さなお子様からご高齢の方までご服用できます

また、普段からカゼをよくひく人とほとんどひかない人といますね。2010.12.03
この違いは、外邪が入らないように体の表面を守っている気(衛気:えき)が十分にあるかで決まります。

周りの人よりカゼをひきやすい人は、普段から疲れやすい、話すのが億劫、汗をかきやすいなど気虚(気の不足)症状もよく見られます。

このタイプの人は、衛気を補う衛益顆粒(えいえきかりゅう)で皮膚や粘膜を強化してカゼをひきにくい体をつくることも大切です。

祛湿の生薬の力で、鼻水もピタッと止めます。

カゼは万病のもと。たかがカゼと思わず、ぜひご談下さい。( 折原美香)

2010/12/09

ちょっと役立つツボのはなし・・・

日ごとに秋が深まってきましたがいかがお過ごしでしょうか?2010.11.7

今年は特に猛暑といわれ、朝晩、涼しくなるのが信じられないような気がします。

秋から冬にかけ、季節が着実に移り変わるのを感じる今日この頃です。

特にこの時期は「冷え」が気になってきます。背中や腰が冷え、手足の先がなかなか温まらないと、無意識に体を丸めてしまうものです。

冷え性は、女性に多くみられる症状で、手足が冷たい、腰が冷えるといった症状の他に、頭痛、肩こり、腰痛、月経痛やイライラなど、人によってさまざまな症状を伴うことが多いようです。

主に血液の流れを調節している自律神経の働きが乱れることが原因で引き起こされます。それによって血行が悪くなり、特に血管の少ない末端の手足や腰に血液が行き渡らなくなることから、冷たく冷えるのです。

改善するには、体を温めて血液の循環をよくすること。

それには入浴、運動、栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。

体の保温に欠かせないタンパク質、血液の流れをよくするビタミンE、末梢神経の働きを高めるビタミンBとC、増血を助ける鉄分などは、積極的に摂取することが重要です。

逆に冷たいものの摂りすぎは要注意。

飲み物などもなるべく常温、あるいは温かくして飲むことです。

また自律神経の働きを乱さないように、できるだけ規則正しい生活を心がけ、ストレスをためないようにすることです。

それでも足らないと感じるときには、ツボを利用してみてはいかがですか?

今回、ご紹介するツボは、血液の循環を促す効果のある湧泉(ゆうせん)、自律神経を整え血行を良くする血海(けっかい)、三陰交(さんいんこう)です。

◆ 湧 泉・・・エネルギーが泉のように湧いてくるという意味を持ち、刺激すると血液の流れが良くなり、下半身を温めたいとき使用。足の指を内側に曲げるとポコンとくぼむ部分のツボ。 2010.11.8

◆ 三陰交・・・「女性の三里」と言われ、三つのエネルギ ーが交わるところ。足の内くるぶしから指4本分上、骨の後ろ側にあるツボ。2010.11.9

◆ 血 海・・・血液の新陳代謝を改善し血行を良くするツボ、むくみ、生理痛にも効果があるとされる。足を伸ばし、膝の内側にくぼみの上、筋肉の盛り上がり部分にあるツボ。

2010.11.10

2010/11/11

腰痛、大丈夫ですか?

腰痛は、今やおじいちゃん、おばあちゃんだけの病気ではありません。  2010.11.1

実際ご相談していますと、若い方でも腰痛に悩まされている方が意外に多くいらっしゃいます。
腰痛持ちの若い方に多いのが、座りっぱなしのパソコン業務やお体の冷え、
運動不足・・・。

現代社会ならではの原因が絡んでいることが多く、まさに現代病のひとつとも言えそうです。

腰痛と言っても、ぎっくり腰から腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、骨粗鬆症など、原因によって程度も種類も様々です。

西洋薬の鎮痛剤や湿布剤はみなさんもよく使いますよね。
一時的に痛みを和らげる効果は抜群です。

ただ、心配なのは胃腸への負担。2010.11.3

胃薬をセットで服用することも珍しくはありません。

腰椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症のような神経を圧迫している場合は手術も必要なことがありますので、
痛みの程度や頻度によっては早めに整形外科に受診することも大切です。

腰痛に効く漢方薬ってあるの!?

漢方薬は、慢性化した腰痛や手術までには至らないケースなどに効果を発揮します。

◆◆◆◆◆ 漢方薬のメリット ◆◆◆◆◆
・胃腸が弱く鎮痛剤を飲めない方でも服用しやすい
・腰痛以外のお体の不調も同時に改善することがある
・証(患者さんの現時点での体力・抵抗力・体質など) に合った漢方薬は長期にわたって服用しても問題ない
などなど・・・

腰痛には補腎と活血の漢方薬を

腎の精気を養うことは骨の強化につながり、腰痛改善には欠かせません。

補腎強筋骨の働きのある杜仲や牛膝などの生薬を使った活絡健歩丸は腎虚による腰痛にはおすすめの漢方薬。

痛みが強い方は、お血をとる力のある水快宝を併用して。

重だるい腰痛では湿が関わっていることも多く、
補腎・去湿のはたらきのある益宝、

さらに活血のちからのある散痛楽楽丸などの漢方薬もよいでしょう。

辛い腰痛でお悩みの皆さん、ぜひご相談ください。

~中医学編~ 腰痛の原因は・・・

・腎精不足による腰痛 2010.11.2

腰は腎の府”と言われ、腎機能の低下は腰痛を引き起こします。

(中医学の腎=人間の生命の原動力)腎虚とは、腎の精気不足。

年を取ると腎の働きが弱くなり、腎精も低下します。

また、過労や長時間の同一姿勢、不規則な生活などでも腎精を消耗し、若者の腰痛や加齢によらない腎虚の腰痛の原因となります。

・血行不良による腰痛

風寒湿による気血の流れの停滞が腰痛の原因となることがあります。

特に、秋~冬にかけてのこの時期は痛みが増し、お風呂やカイロで温めると和らぐタイプ。

事故や打撲などの外傷、過剰な運動、日頃の悪い姿勢、ぎっくり腰なども、腰部にお血を停滞させて痛みの原因となります。

腰痛の時 温める? 冷やす?

基本は、ぎっくり腰のような急性の腰痛の場合は、炎症を抑えるために冷やして安静に。
一方、慢性の腰痛は温めて筋肉を柔らかくするのがポイントです。

2010/11/09

秋の七草のはなし・・・

今年の夏は暑かったですね!

でもその暑さもやっと弱まってきて、時折さわやかな風を感じられるようになってきました。
さて今回は、昔からあるこの時期の風習、七草についてお話します。

七草というと、春の季節を一番に思い出すことでしょう。
でも秋にも七草があるということを忘れてはいけません。

春の七草は無病息災を願って毎年1月7日(本来は旧暦の)に七草粥を食べます。
秋の七草はというと、食べるのではなく残暑終わりを感じながら目で見て楽しむものだそうです。

秋の七草の歴史は古く、万葉集のなかで山上憶良も

秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花萩の花 尾花葛花 麦の花 女郎花また藤袴 朝貌の花

と詠んでいるほどです。

この二つめの歌に出てくる植物が秋の七草です。
・萩の花(ハギ)
・尾 花(ススキ)
・葛 花(クズ)
・瞿麦の花(なでしこ)
・女郎花(をみなえし)
・藤 袴(ふじばかま)
・桔 梗(朝貌は朝顔ではなく桔梗だとか木槿だという説が有る)

どれも夏から秋にかけて目にすることの出来る植物になります。

この秋の七草の中には葛根湯に入っている葛や、瞿麦( くばく)、桔梗などの生薬としても使われる植物も入っています。

これらの種類は先人が様々な意味あって選べれたことと思います。
でも最近は気候や土地によって植物も変化してきていることでしょう。

せっかく目で眺めて楽しむのなら、自分なりの七草を探してみるのも面白いかもしれませんね。

春の七草は、1 月7 日の七草粥として有名ですが、秋の七草には直接何かをする行事がなく、主に観賞用。
そのためか意外に覚えられず、すぐに忘れてしまいます……

そこで、秋の七草の覚え方をご紹介!マスターすれば、秋の散策やフラワーアレンジがぐんと楽しくなるでしょう。

ハギ・キキョウ/ クズ・フジバカマ/ オミナエシ/ オバナ・ナデシコ/ 秋の七草

代表的な覚え方は、五・七・五・七・七のリズムに合わせて、歯切れ良く口ずさむこと。

組み合わせ方は様々ですが、一番多いのが次の順番です。これを繰り返し口ずさんでいれば、自然にマスターしてしまいます。……

なんとなく、頭に入ってきませんか?

2010/10/22

パサパサ乾燥しますね・・・

秋は植物や木々も枯れてゆくように、人間も乾燥しやすい季節です。2010.10.1

そろそろ本格的に、保湿力たっぷりのハンドクリームやリップクリームでかさつき対策をした方がよさそうですね。

中医学では、この時期の乾燥の原因を
“ 燥邪”といいます。
燥邪は私たちの口鼻から入り、どこの臓器よりも先に肺にダメージを与える厄介者。

つまり肺は、外気と直接つながっていて最も乾燥しやすい臓器なのです。

空気が乾燥して気温も下がる晩秋に、かぜや空咳、喉のいがらっぽさなどの肺の症状が起こりやすくなるのもこのためです。

また、肺は大腸とも密接な関係があります。便秘の原因のひとつに、
肺の乾燥→大腸の潤い不足が考えられます。2010.10.2

もちろん、便秘の原因は様々ですが、秋に便秘しやすい方は体の内側がぱさついているサインかもしれません。

肺は“ 喜潤悪燥(潤いを好み乾燥を嫌う)”の臓器ですので、秋の寒冷・乾燥には十分注意が必要です。

体を乾燥させない衣食住の工夫と秋におすすめの漢方薬で、いつもと違う秋を楽しみませんか!!

 

イスクラ薬局 日本橋店のおすすめ商品(一例です。)

 紅沙棘(ホンサージ)

“ 滋陰生肌潤膚(じいんせいきじゅんぷ)”のはたらきがあり、“ 天然の美容オイル”とも呼ばれるサプリメントです。

中国の沙棘の産地では、葉をお茶に、実をジュースにして日頃から愛飲されていました。
紅沙棘は、沙棘果実より抽出した沙棘油を飲みやすい軟カプセル状にしたもの。

お肌の乾燥や髪のぱさつきにはもちろん、腸に潤いをもたらし乾燥便にもお試し頂けます。

体の中からの乾燥対策サプリです。2010.10.3

瑞花露シリーズ&セ・サージ&華陀膏

保湿力とお肌の新陳代謝を高める瑞花露シリーズを毎日のお肌のお手入れに。

頭皮の乾燥やフケ取りには、
瑞花露薬用ソープをシャンプーとして
お使いいただいた後、
お風呂上がりにたっぷり瑞花露ローションを頭皮になじませて乾燥を抑えます。

かかとのガサガサが気になる方には、
瑞花露入浴剤を入れたお風呂につかった後、 
華陀膏(かだこう)を角化部分に擦り込むのもオススメ。 2010.10.4

麻子仁丸(ましにんがん)

麻子仁の油脂が腸を潤します。
乾燥便に、体力の低下した方やご高齢の方にもお使いいただける優しい便秘薬。

まだまだ他にもご用意しております。乾燥が気になる方、ぜひご相談下さい。

2010/10/15

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本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売