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排卵出血について


今回は排卵出血についてちょっとお話します。


排卵出血とは

そもそも生理の時以外の出血を不正出血、正しくは不正性器出血といいます。
不正性器出血には色々なものがありますが排卵性出血(排卵出血)もこの中に含まれます。



時期は?

排卵出血がおこるタイミングは字のごとく排卵の時期です。生理と次の生理の間に排卵が起きるので、中間期出血ということもあります。排卵出血は少量で殆どが一過性のものです。通常の生理周期は28日前後で排卵は14日あたりにあります。排卵出血はこの前後に出血がみられます。


なぜ起きる?

排卵後、一時的にエストロゲンの分泌が低下するためと考えられています。排卵後に再びエストロゲンの分泌量の増加とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増えると出血は止まります。


中医学的には?

中医学で排卵出血にあたるのが経間期出血です。はっきりとしたことは不明ですが、体質が大きく関係していると考えます。主に、3つのタイプに分けられます。
 

●腎陰虚: は身体全体の潤いを管理しています。腎の潤い不足は身体全体の水分代謝異常となり、各部で潤い低下による症状が見られるようになります。

出血量は少ないことも多いこともあります。めまいや腰のだるさ、熟睡ができないなどの症状を伴うこともあります。

 

●湿熱: 何らかの原因によって体内に発生した余分な水分やどろどろとしたもの(痰湿)が溜まった状態。痰湿は長期に身体に停滞すると熱をおびて湿熱となります。

出血量は少ないことも多いこともある。疲労感、関節がだるい、おりものが粘る感じがあり多いなどの症状みられます。

 

●血瘀:いわゆる血流が悪い状態。

出血は少ないことも多いこともある。血の色が暗く、塊が混じることがある。下腹部が張ったり痛みがあるなどの症状がみられます。
 

上記だけが排卵出血の原因とはいえませんが、乱れた体質を整えていくことは生理周期の調整にも繋がりますので大切です。


子宮卵巣

2018/04/11

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