こんにちは、いのうえです。
先日、日帰りで家族と蓼科まで行ってまいりました。
日差しは強いのですが日陰にいると涼しく感じられ、爽やかな気分になりました。
朝、慌てて出たせいでカメラを忘れてしまったのが残念だったのですが、
iPhoneで撮りました八島湿原の様子。
写真に写っている白い花、
かなり背が高く茎も太く成長していたシシウドという植物です。
傘のような形の花のつき方で、
このつき方を傘形花序(さんけいかじょ)と呼ぶのですが、
シシウドと同じセリ科の植物の花は傘形花序が特徴なので、
中薬でいえば当帰や川芎、柴胡の花なども同じような形に花がつきます。
ちなみにいのうえは、この傘形花序が線香花火みたいで好きです。
↓参考画像
Angelica / hwat
さて、実はシシウドも根を漢方薬で使います。
この暑い季節にはあまり活躍の場面は多くないのですが、
寒さ湿気で生じてしまった痺れや痛みによく使う、
独歩顆粒の主薬、独活(どっかつ)がこのシシウドの根です。
連日の猛暑に終わりが見えずうんざりなのですが、
寒い季節に痛み痺れに悩まされる方がいらっしゃいましたら、
独歩顆粒を覚えておいてくださいね。きっとお役に立ちます♪
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ある日シシウドに出会った。
2015/08/08