イスクラ薬局 日本橋店 中医学講師紹介

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火曜日担当: 陶 惠寧 (とう けいねい)

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インタビュー

Q. 先生のご経歴・ご専門は?

A. まず南京の大学卒業後、2年間、臨床で中医学科全般の診察にあたりました。広州の大学院では3年間、中医骨傷科(中医整形)を専門に携わってきました。その後、北京にあった北京鍼灸骨傷学院(現在は北京中医薬大学と合併)にて、主に中医整形の診療の傍ら、外国人留学生に中医基礎理論などを教えていました。この頃、日本語でも教えていました。

Q. 中医骨傷科?日本ではあまり聞き慣れない科ですが…。

A. 主に徒手や漢方薬で骨・筋・関節を治していく、つまり無血での治療です。 もちろん、漢方薬で治療が難しい場合は手術もしますが、西洋医学がメインの日本の整形外科とは異なります。

例えば、骨折の場合、手術をすれば、折れた部分はぴたりと繋がりますが、後遺症が残ることもあります。中医骨傷科では、徒手や漢方薬で治療することが多いですね。脱臼や骨の炎症、骨粗鬆症、リウマチなども診察します。主に漢方薬を服用していただき気・血の流れを整えます。

Q. 骨粗鬆症をはじめ、骨や関節の病気は老化に伴う症状の一つですが、“老化”についていかがお考えですか?

A. 私は、“老化=50~60歳代”ではないと思っています。例えば椎間板は20代から変化しています。
また老化現象は、ある程度は遅らせることもできます。漢方薬を服用することは大切ですが、プラス運動をして筋肉を強くすることも老化を遅らせるには必要です。

中医学では、老化は五臓の“腎”と関係が深く、誰しも年齢を重ねていくと腎の力が弱くなります。 また、高齢になると胃腸の消化吸収能も低下しがちです。このため、老化に対しては腎と脾を補い、たて直す“補腎・健脾”がとても大切だと思います。

Q. 年をとっても、無理のない運動が大切なんですね。おすすめの運動ってありますか?

A. おすすめは水泳と体操です。中国では、朝、ご高齢の方が公園で体操をしている姿をよく見かけます。 太極拳もとてもよいですね。

Q. 先生の故郷はどちらですか?

A. 江蘇省南部の都市、無錫(むしゃく)です。演歌“無錫旅情”の大ヒットで日本人も沢山訪れるようになったところです。

Q. 日本に来てどれくらいですか?先生にとって、日本の印象的なことや驚いたことは?

A. 1997年に来日しました。まず、日本に来て大変驚いたことは、地下鉄やバスに時刻表があること、時間通りに乗り物が来ることです。私が中国にいた頃、地下鉄の時刻表には始発と終電の記載のみ、時間通りに来ないのが当たりまえでした。バスには時刻表などなかったですね。

また、中国の駅には必ず大きな待合室があります。東京ドームより大きなものや、フロア全体が待合室ということもあります。そこで、大きな荷物を沢山持った人が沢山電車を待っています。一方、日本の駅ではほとんど待合室を見かけない、あっても小さくて驚きました。

Q. ご趣味は?

A. 旅行先で写真を撮ることです。よく景色の写真を撮りますね。青春18切符で日本の様々なところへ出かけます。

Q. 最後に、漢方相談にいらっしゃる皆様に、漢方薬の飲み方や生活面でのアドバイスなどございましたら一言お願いします。

A. 漢方薬の服用と日常の食事とをあわせて考えて頂きたいと思っています。
漢方薬の中には、相性のいい食材、一緒に食べてはいけない食材などあるので、ご相談の時にもっと食事について聞いていただければと思っています。その人の体質に合う食材や季節を意識した食材をとることは大切なことですから。

陶先生、お忙しい中お答え頂きましてありがとうございました。