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鄒先生に聞いてみよう!

2010/04/23

 

皆様、こんにちは。櫻井です。

荒れに荒れてる春のお天気ですが、いかがお過ごしですか?

今日も傘の花咲き乱れる新宿御苑前からお送りしております。

 

 

今回のブログは、スタッフインタビュー第二段です。

今日はclip_image002 鄒 大同(すう だいどう)先生がいらっしゃったため、

予定を変更して『癌と生活習慣病と漢方』についてお話を聞いてみました。

 

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----- 鄒先生、本日は宜しくお願いします。

鄒先生(以下 ): 宜しくお願いします。

 

 

----- 先生は内科、特に癌や生活習慣病についての長い臨床経験をお持ちですが、生活習慣病や癌と漢方について教えて頂けますか?

鄒: まず生活習慣病に関してですが、西洋医学ではなかなか改善できないものが多いのが現状です。 例えば糖尿病では、それ自体より合併症が怖いのですが、血管の硬化、とくに小動脈の硬化によって起こる腎症状、視網膜症など、全身の動脈硬化に対して西洋医薬は良い対処法を持っていません。 糖尿病は急性の合併症よりも、腎不全、狭心症、心筋梗塞、脳動脈の硬化による脳梗塞などが致命傷になります。

でも、漢方には活血補腎という対処法があります。これは、血の流れを改善してあげて、崩れたホルモンのバランスなどを調整してあげるということです。

 

 

 

----- なぜホルモンのバランスの調整が生活習慣病の予防に必要なんですか?

生活習慣病を発症する方の多くは50~60歳代です。これはホルモンが衰えた事により代謝が下がった事とも深く関係しています。若いころと同じ生活をしていても中性脂肪の値が上がったり、身体に脂肪がつき易くなったりするのはそのためです。なので、ホルモンを調節してあげることも生活習慣病の予防には重要なんです。

 

 

 

----- がんと漢方についてお話いただけますか?

鄒: 現代の癌治療は総合療法を主体としています。これは、手術、放射線療法、抗がん剤療法、分子標的療法、そして、その効果を上げるものとして、健康食品、漢方薬を使う文字通り、総合的な治療法です。ここでの漢方の意味は、免疫の調整、放射線療法や化学療法の副作用の軽減、癌患者の様々な症状(痛み、食欲の低下、不眠)などを改善させ、全体的な生活の質の向上のために使われています。

 

 

 

----- 総合的に見て一番効果的な手段を使う療法という事ですね。 今、日本では生活習慣病とがんが死亡率の約8割を占めていますが、なぜそうなってしまったんでしょうか。先生の考えをお聞かせ下さい。

中国でも大分増えてきましたね。これは、生活スタイルの変化によるところが大きいでしょう。アジア各国は昔から野菜を中心とした食文化を持っていたため、欧米各国に比べ、生活習慣病や、脂肪分過多が原因といわれるがんの割合は少なかったんですが、今は高脂肪な食生活に変わってきたため、大腸がんの発生率も上がってきています。同じ原因で女性では、乳がんの発生率も上がってきています。これは、アジア各国より、欧米の大腸がん、乳がんの発生率が高いことが証明していると思います。

 

後、空気の汚染もかなり深刻な原因の一つだと考えられています。昔は伝染病が多かったんですが、今は、伝染病は減りましたが、がんや生活習慣病が増えてしまいました。うまくはいかないものですね。 日本には、つい数十年前まで、結核の療養所が沢山あったのですが、今ではそのほとんどが、肺がんの療養所に変わってきています。日本の癌は肺がんが一番多いんです。呼吸器内科に来られる患者さんの半分以上が肺がんの患者さんと言われています。肺がんが増えた理由としては、第一に空気の汚染、そしてタバコ、 女性では料理中の油の煙なんかも関係があるんです。あと、寿命が延びた事によって癌の発生率も、悲しいですが、上がっていますね。後は、モータリゼーションによる運動不足でしょうね。中国も昔は自転車が洪水のように道路からあふれんばかりでしたが、今は車、バスに取って代わられてますからね。

 

 

 

----- では、現代を生きる私たちは、どんな事に気をつけたらよいですか?

生活習慣病に関しては、中性脂肪の高い人、悪玉コレステロール(LDL)の高い人、動脈硬化の方などは、普段から病態の改善、合併症の予防がとても大切です。 脳動脈硬化の場合は、脳梗塞と、脳出血の発生率が高くなる。一旦発症すると、死亡するか、後遺症が残るかという結末が待っています。全く何もないことは珍しい病気です。先日、脳梗塞で倒れられた長嶋監督のリハビリの特集をテレビでやっていましたが、あれは大変なものですよ。まさにプロ選手が行うトレーニングと変わらないです。そこまでやっても後遺症はやっぱり残ります。生活習慣病も、がんもそうなんですが、一番怖いのは、ほとんどの人が自分はなると思ってない事なんです。だから誰も何も手立てを打っておかない。予防することが一番大事なのに。

 

まずは、生活習慣の改善です。日本ではやっぱり和食が一番!昔ながらが一番合ってますよ。食生活を改善し、毎日食べるカロリーの量をコンとロールすること。そして、野菜、果物を多く摂り、脂っこいのを控える、香辛料をひかえる、運動を定期的にすること。 そして、生活手段の改善とともに有効な手立ては漢方、活血と補腎です。もし、普段から予防すれば、発症のリスクを劇的に下げられます。

 

癌の予防では、塩漬けのもの、燻製のもの、避けたほうが良いですね。 塩漬けや燻製のものには亜硝塩類の発がん物質などが多いため、長期で食べると発がんが誘発される可能性が高くなります。 日本では昔、胃がんの発生率が高かったんです。その理由の一つとして、塩漬けの魚を多く食べていたことが原因といわれています。冷蔵庫の普及でこれが下がって、さらに、胃がん検査技術の発達が拍車をかけて胃がんの発生率は下がりました。これが唯一下がった癌です。

 

大腸がんと女性の乳がんの予防には、これはもちろん生活習慣病にも言える事なんですが、摂りすぎた脂質を燃焼させるための運動が一番です。 その運動も続ける運動が大事。運動では、一定のカロリーを消費することが大事です。歩く場合、30分は歩きましょう。私も毎日マラソンをしています。1Kから1.5Kはほぼ毎日走ります。雨の日は、余り大きな声では言えませんが、マンションの階段を走って登ってます(笑 初めは500Mぐらい走ってたんですが、全然体重が減らないので、倍に増やしました。そのおかげで半年で5キロ減りましたよ。 初めの400mが辛いですが、そのあとに生理的な調整機能が働きますから、楽になるはずです。激しい運動に身体が対応するスイッチが入れば、呼吸や心拍数が調整されるので、楽になりますので、走る方は、ぜひ400m以上、1Kぐらいは走ってみてください。

 

それと、やはりここでも漢方薬は有効です。生活習慣病の予防と同じように、補腎活血によい漢方薬を定期的に服用して、血流改善をしておくこと。そして補腎にはホルモンのバランスを整えておくと同時に、免疫を高める意味合いもありますので予防には最適です。

---- 400m付近から生理調整機能が変わるので楽になるというのは面白い話ですね。それでは最後に漢方の服用をお考えの方にアドバイスをお願いします。

鄒: 生活習慣病、がんの予防には、運動、食生活プラス漢方薬が効果的です。なってからでは遅いので、とにかく予防するための知識をしっかりつけることです。高血圧や頭痛、動悸、肩こりなんかがある方は、もしかすると生活習慣病のサインかも知れませんので、早めにご相談ください。漢方は使い方で大きく効果が変わってきます。自分で判断する前に専門家に相談してから服用してくださいね。

----- 本日はお忙しい中、詳しく教えて頂きありがとうございました。

ありがとうございました。楽しかったですよ。

 

 

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雛 大同 (すう だいどう)

*内科、腫瘍学(がん相談)*

南京中医学院(現南京中医薬大学)卒業
医学博士
登録販売員

 

雛 先生にご相談の方は

TEL: 03-3351-9886

Email @ pk-kanpo@iskra.co.jp

< 雛 先生は毎週木曜日にいらっしゃいます>

 

 

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突然のインタビューにも快く受けて頂きました。雛先生は、どんな質問をしてもズバッと答えが返ってきます。いまさらながら先生の知識の深さ、広さに驚かされました。難しい疾患でも、イラストを添えて詳しく、分かりやすい説明をして頂けます。先生のイラストはホントに分かりやすいんですよ。伺ってみると、趣味は絵を描くことだとか。なるほど。

 

 

 

次回は、さて誰になることでしょう!?!?!お楽しみに!

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