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何 先生に聞いてみよう! 不妊症~更年期のお話

2010/04/28

 

こんにちは、櫻井です。

 

今日は Drfu 何 暁霧(ふう ようしゃ)先生にお話しを聞いてみました。

何先生は不妊症や更年期をご専門とされています。

その他、不妊症や不眠、アレルギー疾患などもアドバイスされています。

 

今回は、『不妊と更年期』に絞ってお話を聞いてみましたが、

これが目からうろこのお話ばかり。

ちょっと長いんですけど、これ以上端折ってしまうのは余りにも

もったいないお話ばかりなので、出来るだけ全部載せて見ました。

是非読んでみてくださいね。

 

 

 

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------ 先生、今日は宜しくお願いします。

何先生(以下 何) 宜しくお願いします。

 

 

――― 早速ですが、日本の不妊症の現状について、先生のお考えをお聞かせいただけますか?

何: 日本では子宮内膜症や、チョコレート嚢腫から不妊症になった人が多いですね。後は、(西洋医学の判断では)原因不明の不妊が増えてきていますね。

 

 

――― 中医学(漢方医学)からみると原因不明の不妊にも何か原因はありそうですか?

何: 原因不明の不妊で悩んでる人は多いですね。どこに行っても原因が分からず、「なんで自分がこんなに不幸なのか?」という大きなストレスを抱えていらっしゃいます。原因不明の不妊は中医学からみれば、卵巣と子宮の冷えが関係してます。冷えのせいで、卵胞の育ちが悪くなったり、子宮の内膜が薄くなったりなどいろいろな症状を起こしています。この冷えを改善するのに、漢方薬はとても有効です。

子宮の冷えと卵巣の冷えを改善するのは、昔から色々良い処方がある。

この冷えを無くしたら、後は卵巣、子宮の環境を整えることで妊娠しやすくなりますよ。

 

 

――― 日本では冷えが多いとおっしゃいましたが、なぜなんでしょうか?

何: 不妊でお悩みの女性はデスクワークをしている人が多いようです。なので、運動不足からくる血行不良が一番でしょうね。長時間座ると身体が曲がってる部分、ちょうど骨盤の辺りの血液の循環が悪くなるんですよ。なので冷える。もうひとつは、女性ホルモンのバランスが崩れていることで、女性ホルモンが持っている下腹部を温める働きが低下します。ホルモンバランスの狂いは、夜更かしが原因。そして、ゆとりの少ない生活も理由の一つでしょう。帰りが遅い、一日仕事をしっぱなしで交換神経ばかり使っている事でホルモンンのバランスを崩してる方が多いです。

 

 

――― なぜ交感神経ばかり使われると、女性ホルモンのバランスを崩す原因になるんですか?

何: 交感神経は、副交感神経と一緒になった自律神経です。

自律神経系、内分泌系、免疫系に指令を出す場所は一か所なので、

自律神経系が過剰に働いた状態だと、内分泌系まで指示が十分に行かず、ホルモンの分泌が弱まります。そうすると、女性ホルモンが低下して、冷えるんですね。

 

 

――― ほかにも冷えの原因はありますか?

何: 外から冷やしてしまっている事も原因の一つでしょう。日本では昔から冬はこたつを使っていましたよね。これが下半身を温めるのにはとても良かったんですよ。先人の知恵ですね。でも今は、こたつ持ってる人すくないんじゃないですか? 後、若い人が冬でもサンダルを履いてますよね。これも良くない。

 

 

――― 先生にご相談に来られるお客様は20代の方も多いと伺いましたが?

何: 20代の不妊症は増えてます。考えられる理由は、子供のころの冷えです。日本の保育園や幼稚園で園児達は、裸足でフローリングなど冷たい床の上を走りまわってますよね。これは、小さいころは裸足で歩くのが身体によいと思われていますが、中医学からみると全然良いことじゃなんですよ。

 

足の裏には沢山のツボがあります。ツボは経絡という道で身体の内部と繋がっています。そのツボの一つ、涌泉(ゆうせん)という腎(中医学でみる生殖器の機能などを示す臓腑)とつながっているツボがあり、そこが床の寒さを経絡をとおして卵巣につたわる。それで卵巣が冷えてしまう。冷えが溜まる。その溜まった冷えが原因で、20代で不妊症になるんではないでしょうかね。二十歳の人でチョコレート嚢腫を持ってる人なんかは、子供の頃のこういった冷えの体験が大きく影響していると思います。

 

中国では足を絶対冷やさないようにするんです。

中国は子宮の冷え(生理不順・生理痛・筋腫)は良く見られますが、卵巣の冷え(不妊)は少ないです。なので不妊症は日本ほど多くないんです。

 

 

――― そもそも冷えはなぜ不妊を招くのでしょうか?

何: 皆さんも春になって、温まってくると表に出たくなるでしょ?

活動したくなりますよね?

卵巣も同じことです。卵は外が冷えてるから外に出てこないんですよ。

冷えてるから卵巣がうまく活動しないんです。

一緒ですよ。

 

 

―――― これから妊娠を考えている方にアドバイスを。

何: 生活リズム整える事。『早寝早起き』これしかない!!!

そして足を冷やさないこと。子供のころから注意してください。

サンダルも短い靴下もやめてください。

足首のまわりにもツボが一杯あるんですよ。

 

 

―――― では、妊娠したらどんなことに気をつければよいでしょうか?

何: 気と血を補うものをしっかり摂ること。母乳が終わるまでしっかり。

漢方の婦宝当帰膠は非常に母子ともに良いですよ。

私の先生は不妊症の治療で有名な先生だったんですが、彼の部屋に、たくさんの赤ちゃんの写真が貼ってあったんですよ。何十年のキャリアの先生ですからそれはもうたくさん。壁を全部埋めていました。その写真の赤ちゃんたちは、みんな髪の毛のボリュームがたっぷりなんです。先天的に腎が強い証拠で、とても健康な証拠ですね。あと、白くてとてもきめ細やかな綺麗な肌をしてました。この赤ちゃんたちがお腹にいる時、お母さんたちはしっかり気血を補う漢方薬を飲んでいたからなんです。

 

妊娠中は気と血で赤ちゃんを養います。

その気と血をしっかり補充することが、とても重要なんです。

まれに体質に合わない方もいらっしゃいますので、

婦宝当帰膠をお考えの場合は、薬局で必ず確認してくださいね。

 

 

―――― 妊娠中にしてはいけない事、注意しなくてはいけない事はありますか?

何: 重いものを持ち上げてはいきません。布団を干すのもご主人にやってもらいましょう。妊娠中はすぐ腰に来る。そうすると、早期羊水破水をおこしやすい。

 

中国では、妊婦さんが重いものを持とうとすると近所の人から、親から、親戚からすっごい怒られます。重たい荷物を持ったり、釘をうったり、とにかく力を入れることは禁止です。腰に負担がかかると、流産しやすい。

安定期と言われてても、出産に近いときも絶対に止めてください。

 

私も実は頑固で、母の忠告を聞かなかったんです。

洗濯機でジーンズを洗ってまして、それを出そうと引っ張ったんです。

ジーンズを持ち上げた瞬間、腰に「痛っ!」と感じたんです。

そうしたらその夜、早期羊水破水してしまいました。

お年寄りや、両親の教えはしっかり聞くことですね。

一言一言が生活の知恵の塊です。

人は経験しないと分からないんですよね。

でも必要のない経験もあります。

みなさんはしないでくださいね。

 

―――― それでは、更年期の事についてお話し願えますか?

何: 更年期の主な原因は、ホルモンの減少。女性ホルモンが激減することによると言われてます。

 

身体の上部では、ほてりやのぼせ、動悸や汗をかくなどの症状が出るのに、しかし足は冷える。そして生理は不順などの不定愁訴に悩んでいます。更年期の特徴は、簡単に言ってしまうと、「上半身が夏で、下半身が冬」の状態と言えます。これを漢方薬で下半身の冬を春に、上の夏を春にしてあげれば良いんです。身体が頭から足まで、春のような心地良さになれば楽になります。下半身の冷え症を改善する漢方、上半身のほてりを改善する漢方はいろいろあって、それを組み合わせて、ベストなものをお薦めします。下半身は陽を補い、上半身では陰を補うのが基本ですね。そのバランスが大事なんです。そして、漢方はそのバランスを整える事が得意なんですね。

 

 

―――― では、そう言った女性の悩みにお薦めの食材などありますか?

何: 子宮筋腫で出血量が多い女性には、『豚の角煮』がお薦めです。

豚の角煮には、ヘム鉄が多いんですよ。良く煮られたものなので、消化吸収もされやすい。鉄はヘム鉄が吸収されやすいんですよ。ほうれん草の鉄は吸収しにくいですからね。

 

沖縄の人、豚肉好きですよね。ご存じのとおり長寿で有名ですよね。

これは豚肉を多く食べることと関係してると言われてます。その理由の一つがヘム鉄をしっかり補給出来てる事だと思います。歳をとると、肝臓に蓄えてあるヘム鉄がどんどん減っていくんですよ。だから食事から補充しなくてはいけない。心臓は常に動いていて酸素を消費するので、酸素欠乏になると一番最初に反応しますね。苦しくなって。豚の角煮を食べると、ヘム鉄が補充されるので、心臓が強くなる。なのでヘム鉄がしっかり補給出来ていると、心臓もしっかり働くんです。

後、沖縄料理によくつかわれる『にがうり』も心臓にいいですね。漢方からみても、苦いものは『心』にいいんです。

 

私も週に一回つくりますよ、角煮。4時間ぐらい煮て作ります。

煮ることが大事。煮ることで肉の繊維がほぐれて、吸収されやすくなる。

家族も大好きです。

 

子供のころ、甲状腺機能障害になったことがあって、

そのとき、中医師(漢方を処方する医者)が進めたのは、

豚の角煮と昆布を一緒に煮たものです。

昆布がとろとろになるぐらいまで煮たのがおいしくて。

それをしっかり食べることで基準値にほぼ戻りました。

漢方薬なしで (笑

 

更年期にもいいですよ。

ホルモンの減少で身体が疲れる、動悸がする。

ストレスで動悸がするなどは、

身体が酸素を一杯消耗するからヘム鉄の補給がとても大事なんです。

豚の角煮、試してみてくださいね。

 

 

――― これから漢方を服用しようと考えている人にアドバイスを。

何: 中医学は、まず理論がきちんと出来て、その理論に基づいて処方が出来た。その処方に基づき、今日私たちが手にする商品が出来ました。 漢方の薬の中には、多くの生薬が含まれています。皆さんも漢方が高いというイメージがある方も多くいらっしゃると思いますが、一つの薬にたくさんの生薬が含まれているので、そういう面からみると高くはないんです。もし一つ一つの生薬を揃えてみたら、スゴイ金額になると思いますよ。紅花一つ、せんきゅう一つ、当帰一つ、それだけでもスゴイ金額ですよね。

ご相談に来ていただければ、いつでも中医学の理論をもっと詳しく説明いたします。(笑

 

ご本人の努力なしに漢方を飲むだけでは、症状は良くなりません。

私は一番相応しい漢方をお薦めします。後は本人の治すという努力が必要。

両方の力が合わさって初めて完璧な治療となる。

漢方医学は、凄く歴史が長く、その長い歴史のなかで、

沢山の人々、沢山の女性の悩みを解決してきました。

あなたの答えもきっとみつかるはずですよ。

一度飲めば良さがわかるはずです。

 

 

Drfu

何 暁霞 (ふ ようしゃ)

*婦人科(不妊症・子宮筋腫)、生活習慣病、腫瘍*

上海中医薬大学医学部卒業後、附属龍華病院内科医として勤務。
その後、来日され東京大学大学院卒業。

現在、日本中医薬研究会中医学講師としてご活躍中。

上海中医薬大学卒業
東京大学大学院卒業
登録販売員

 

何 先生にご相談の方は

TEL: 03-3351-9886

Email @ pk-kanpo@iskra.co.jp

< 何 先生は毎週火曜日にいらっしゃいます>

 

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何先生はたとえ上手で説明上手。いつもゆったりとリラックスした雰囲気を持って、包み込むような暖かさが、お話していて心地よい先生です。でも、そんな柔らかな雰囲気とはうらはらに、英語、中国語、日本語を操る国際派で、東大の大学院を卒業されているんです。。いやはや、毎度のことながら、先生方の勤勉さには恐れ入ります。

 

 

 

さぁ、次は誰からどんな話を聞けるのか、楽しみです。

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