前回に続き、花粉症についてお話します。
このシーズンの食養生は、和食中心のあっさり目に、コーヒー・紅茶・アルコール・辛い食べ物などの刺激物は控えめにと言われます。
そして、この他に注意したいのが水の摂取量です。
「毎日1.5Lの水を飲みましょう」という健康法がありましたね。

水は酸素や栄養を細胞の隅々まで運ぶのにも、老廃物を排泄するのにも重要ですが、大きな落とし穴があります。
水分代謝の力はかなり個人差があるので、飲めば飲んだ分だけむくむような人は、飲んだ水を有効活用する力が弱めな人。
きちんと循環させることができず体内に滞った水は、中医学では「水湿(すいしつ)」「痰湿(たんしつ)」に変わり、いろんな体調不良を引き起こします。花粉症もその一つ。
習慣的にひっきりなしに水を飲むクセがある方は、一度見直してみませんか?