体からの乾燥シグナル
立冬も過ぎ、冬支度を本格的に始める時期になりました。外気や室内の乾燥が顕著な冬は、お肌にとって最も過酷な季節。
乾燥はお肌のバリア機能を低下させ、肌トラブルや皮膚疾患の悪化を起こしやすい状況をつくってしまいます。
アナタのお肌の乾燥度はどうでしょう。以下の項目をチェックしてみてください。
★乾燥肌チェック★
□足のすねに白い粉がふいている
□いつもエアコンの効いた部屋にいる
□唇やのどが渇きやすい
□かかとがかさかさしたりひび割れている
□お肌がつっぱる
□お肌に赤みやかゆみを感じることがある
□便秘がち
□睡眠不足
□辛いものや揚げ物が好き
□のぼせやすい
いかがでしょうか。3個以上の場合は天然のビタミンたっぷり「紅沙棘」がおすすめですよ。
店長のひとりごと
11月の初め、金沢にて大学の恩師の古希祝いに参加いたしました。まあ、お祝いという明目での同窓会なのですが、
せっかくの集いの場を利用して研究室のOBの先生方による講演会も併せて開催されました。
その場で、久しぶりに最近の研究成果の発表を聞き、いろいろと考えさせられました。
私は放射線によるDND損傷の分野の研究に携わっていましたが、
私が学んだ時から10年近く経っても分かっていないことは非常に多いということを改めて認識しました。
人間の体内のメカニズムは本当に複雑であり完全に解き明かすことなど不可能なのでしょうね。
さらに驚いたことは私が大学時代に教科書で学んだことが間違いであったという事実が明らかになってきたということです。
これも人体の仕組みが一元的には考えられないことを表しているように感じます。一方、
科学技術を使った素晴らしいシステムの登場には目を見張りました。
データーベースを使っての高速処理などは非常に進歩しているといえるでしょう。
こういった最先端の研究に触れると、科学的なアプローチから病気を治すことも重要だし、
その力の限界を知って漢方のような方法で治療していくことも必要であることを改めて実感させられます。
わからない事をひとつひとつ解き明かしていくことは非常に面白く、私自身、今でも研究に対する興味はありますが、
そちらは他の人に任せて私は漢方の世界に身を投じて良かったと思っております。 ≪萬代≫
*** お料理コーナー ***
寒い冬には、お鍋を囲むご家族が多いことでしょう。みんなでつつき合う鍋料理は、家族全員の食養生をおこなうよい機会です。冬は「腎」
を補う食養生が基本。食材選びに困ったら、「補腎鍋」を作ってみてはいかがでしょうか。
≪おすすめ食材≫
カキ、イカ、海老、ラム肉、牛すじ、豆腐・豆乳、ゴマ、山イモ、くるみ、松の実、ナッツ類 など・・・意識して摂ることで、
効果は倍増します。塩分控えめでどうぞ。
編集後記
早いもので今年も残すところわずかとなってまいりました。この時期になると、
今年やり残したことはないかとなぜか焦ってしまいませんか。普段から気長に少しずつやっておけば・・・これってまさに中医学的発想。
漢方薬も食養生も、なかなか変化に気づきにくいですが、振り返った時に違いを実感できることでしょう。