イスクラ薬局(東京)

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第55号12/25/2006(毎月25日発行)

霍乱の病(らんかくのやまい)


年末年始、皆さまお忙しくお過ごしのことでしょう。今冬は、感染性胃腸炎が流行してしまっていますね。東洋医学には「霍乱の病」
といわれるものがあります。『嘔吐して下痢し、下痢が止んだと思うと発熱するもの』を「霍乱」といい、
今年のような不安定な天候によってもたらされる病とされています。陰陽のバランスが乱れ、『脾』が冷えてしまった、
あるいは熱を持ってしまった状態。この「霍乱の病」の症状、ノロウイルスによる胃腸症状にそっくりです。

厚生労働省の情報によりますと、ノロウイルスは牡蠣などの二枚貝に多く存在し、潜伏期間は24~48時間、次亜塩素酸ナトリウムまたは熱湯
(85℃以上、1分以上)での消毒が有効とのことです。

漢方薬は症状によって使い分けますが、主なお薬は『勝湿顆粒』、そして感染予防に広く使用できるのが『板藍茶』。
インフルエンザの予防もでき、さらにノロウイルスにも対応できてしまうなんて、これは飲まなきゃ損ですね。疲れやストレス、
暴飲暴食でも低下してしまう免疫力は漢方の力で補いましょう。

消化器系が弱くなると、皮膚疾患も悪化する傾向がありますので、アトピー性皮膚炎の方などは特に注意してお過ごし下さいね。


店長のひとりごと


12月に私の長女は無事2歳の誕生日を迎えました。この場で出産の時のお話をしたので、
現在でも気にかけていただいているお客様もいらっしゃり、本当にありがたく思っております。先日までは「何歳?」と尋ねると「いっしゃい!」
と叫んで人差し指を一本突き出していましたが、誕生日を過ぎてからも同じ受け答えをするため、「にさい」
が言えるようにまた教えこまなければならないので大変です。特に指で「2」を作るのは難しいらしく、
一人で指をピクピクさせながら頑張っています。おかげさまで風邪もほとんど引きませんが、これは毎朝欠かさず衛益顆粒を1包
(大人量なんですが…)おいしく飲んでいるからでしょうか。口を大きく開けて待ち構えています。
他の漢方薬も大好きで杞菊地黄丸という蝋丸のお薬は私の分を欲しがるので1/4丸ほど与えています。非常にクセのあるお薬なのですが、
くちゃくちゃ満足そうに噛んでいます。環境とは恐ろしいものですね。

子供が生まれて一番の収穫といえば、育児の本当の大変さを身をもって体験することが出来たことです。妻の一番大変そうな時期には、
道行く人を「お母さんやお父さんのこんな苦労の元にみんな育ったんだな~」と妙に感心して見入ってしまったほどでした。
周りの知人やお客様から聞いて感じてはいたものの、やはり本当に体験すると改めてその大変さを実感するものですね。

もちろんそれと同じくらい楽しいこともいっぱい。せっかくこのような経験が出来たのですから、そこで得た感性を生かして、
これからのお客様のご相談にあたりたいと思っております。
             ≪萬代≫


*** お料理コーナー ***


表の題材でもあった感染性胃腸炎やこの時期に陥りやすい暴飲暴食でダメージを受けてしまった「脾(=消化器系)」の養生は、【温、燥】
が基本です。おすすめの食材は、殺菌の効果もあるシソ、生姜、にんにくなど。牡蠣もこれらの食材とご一緒にどうぞ。

食べすぎな日が続く場合は、消化を助ける大根やキャベツもよいでしょうちまたでは「キャベツダイエット」などというものもあるようですが、
寒い冬に負けないよう、バランスのよいお食事を心がけましょうね。


編集後記

二〇〇六年度も、イスクラ薬局中野店をご愛顧いただきありがとうございました。お見えになる方ではお顔の色や表情の変化に喜びを感じ、
お見かけしなくなった方では漢方薬の必要がなくなるほどお元気になられたことと察して、少し寂しく、そして嬉しく思っております。


最後になりましたが、二〇〇七年もよろしくお願い致します。


2006/12/25

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売