麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)
暑い日が続いてますね!でも夏はこれからが本番です。今回は、夏を乗り切るための漢方薬のひとつをご紹介します。
中医学で夏の季節と最も密接な臓府は”心”であるとされています。そのためこの季節は心の病機に気をつけなければなりません。”心”
とは西洋医学でいう心臓の循環系だけでなく中枢神経系も司っています。
夏は暑さのために、多量に汗をかきます。過度の汗は血液濃度が上がり血液を粘らせます。またエネルギー”
も消耗するため心臓の収縮力も低下し、さらに血行が悪くなります。
こんな時におすすめするのは麦味参顆粒です。麦味参顆粒は『生脈散』という漢方薬をもとに作られました。生脈散とはその名の通り、
脈を太くし強くする作用があります。補気の王様といわれている『人参』・身体の表面に潤いを与えてくれる『麦門冬』・収れん作用のある
『五味子』の3種類の生薬がバランスよく配合されています。
スポーツを行うときにスポーツドリンクと共にお持ちいただいたり、夏ばて予防にもお使いいただけます。
効能・効果:虚弱体質、肉体疲労、病中、病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え性など
【田宮】
中野店からのお知らせ
誠に勝手ながら今月、8月より定休日が 木曜・祝日→日曜・祝日に変更となりました。
皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、これからもイスクラ薬局中野店をよろしくお願い致します。
新・店長のひとりごと
「寝る子は、やはり育つ!」
睡眠不足で脳がはっきりしないということをよく経験します。それは脳を休ませる時間が少ないせいだといわれています。そこで、
「十分に睡眠をとることは大切だ」という話になりますが、実は、睡眠の効果はそれだけではありません。なんと、
寝ること自体が積極的に脳をよくしているらしいのです。
考え事をしていると、脳の中では代謝が活発になり、エネルギー(カロリー)を使います。運動をしなくても、
脳を使うことでエネルギーの消費は上がっていくのです。ですから仕事や勉強などに集中しつづけていると、脳は疲労困憊してきて、
しっかり物事を考えることができなくなってしまいます。だからこそ、休息は必要となるのです。
例えば、試験勉強などでは、試験前日に徹夜するよりも、ある程度勉強したら寝てしまい、
脳の中で知識の整理が行われるのを待つほうが効率が良いということです。
また、睡眠はたくさんとればいいということではありません。健康の維持という面からみれば、1日6時間くらいがちょうどよいでしょう。
たくさん眠りすぎると、かえって病機になりやすくなるという研究結果もあるようです。規則正しい適度な睡眠こそが大切だということですね。
【安澤】
ココロとカラダのお話~その4~
湿気を飛ばして『脾』を守ろう!
~消化器系が弱点のタイプ~
前回お話した通り、自然界の水分である雨や湿気などに弱い人はもちろん、
冷たいモノを多く摂る夏は注意が必要です。水分が正常に排出できずにいると、
体内にジメジメした邪気として留まり、消化器系(=脾)
の働きを低下させます。精神面ではだるい・気力が出ない・
ゆううつなどスッキリしない状態に・・・。
夏に美味しいビールにスイカ、ジュースなどもホドホドに、
体内の湿気を飛ばして爽やかにこの季節を乗り切りましょう。
『脾』が弱点のタイプにはこんな特徴があります
【心身の状態】
食欲不振、吐き気、軟便、下痢、胃の膨満感
めまい、だるさ、気力の低下 など
【舌の状態】
白or黄色の苔、苔が厚く付く
全体が湿っぽい、舌が大きい
↓オススメ食材はこちら↓
●身体にパワーをつけて湿気を飛ばす食材
枝豆・そら豆・大豆などの豆類
里芋・山芋などの芋類
●利尿作用を利用して湿気を飛ばす食材
トウモロコシ・モヤシ・ハトムギ
キュウリ・冬瓜などの瓜類
ワカメ・昆布などの海藻類
●水分の巡りを良くして湿気を飛ばす食材
紫蘇(大葉)・生姜などの香味野菜 【田村】
編集後記
毎月なかのほっとラインをご愛読いただきありがとうございます。
今月より定休日が変更となりました。従来の木曜・祝日から日曜・祝日になりましたのでお間違えのないよう、よろしくお願いいたします。
ご意見・ご感想などがございましたら、店頭スタッフまでお気軽にお申し付けください。