スベリヒユ
先日、何気なくみていたテレビである植物のことを紹介していました。それは一般的には雑草として扱われているが、山形県では
「ひょう」と呼ばれ、一種の山菜として親しまれているというのです。よくよく観ているとそれは「スベリヒユ」
という植物であると分かりました。
「スベリヒユ」は熱滞から温帯にかけて分布する多年生植物であり、葉や茎は多肉質で乾燥に強い植物です。民間療法では茎、
葉は利尿薬や解毒薬として、また葉の汁は虫さされに使われてきたようです。
名前の語源は、ます”ヒユ”とは”かわらしい”という意味があり、茹でるとぬめりが出るため「スベリヒユ」という名が付いたそうです。
この「スベリヒユ」は馬の歯のような形をしていたため、馬歯見(ばしけん)言われたり、茎は赤、葉が緑、花が黄、根が白、
実が黒いことから『五行草(ごぎょうそう)』とも言われています。
道を歩く時よく見てみると、東京でも見つけることができますよ。今までただの雑草としか見ていなかった草も、
実は食べれたり生薬として活用されていたりするんだなと思うと、外を歩くのも楽しくなりますよね。
「スベリヒユ」はイスクラ薬局でも『五行草茶』というハーブティーとして店頭に並んでいますので、
お試しになってみたい方は店頭スタッフまでお問い合わせください。
【田宮】
中野店からのお知らせ
6月・7月は定休日と重なってしまったため中野店の日ができませんでした。というわけで、
9月は16(火)~18(木)の3日間を中野店の日とします。ご来店の方には特典がありますので、この機会に是非いらしてください。
店長に代わって・・・ひとりごと
「いただきます!」
グルメ志向の一方で、食事が軽く扱われている気がします。できあがったものが、簡単に手に入るので、食事を作ってくれる人、
調理をしてくれる人、その他沢山の人への感謝の気持ちも薄れがちです。
また、食べるということは命をいただくという行為であることも忘れたくないと思います。たまに魚をさばきますが、血生臭さ、
手間があってこそ美味しくいただけるのだと感じます。感謝の気持ちで「いただきます!」と食事を楽しみたいと思います。
そしてもっと世の中に感謝の気持ちが広がっていくと良いなと思います。【村地】
ココロとカラダのお話~その5~
心と身体のクセ
『心(しん)』
~循環器系が弱点のタイプ~
ギラギラ陽差しが強い夏の時期は、
暑さでイライラしたり落ち着かないなどの興奮状態になるかと思えば、
ボーッとして集中力に欠けたり不安感に襲われるなど、
気分の上下がどちらも出やすくなるのが特徴です。季節は問わずに思いあたるフシのある方は、
性格の問題かと悩んでいる場合もあるかもしれませんが、実は『心(しん)』のトラブルかもしれません。
中医学で言う『心(しん)』には、
心臓や血管などの血液循環のほかにも文字通りココロを表す精神活動も含まれます。
冒頭に挙げた精神面の他、身体面で動悸・息切れ・不整脈が出やすい方には、『心』
に大きな影響を与える夏が苦手な場合が多いようです。
汗の量を調節する役割もあり、少し複雑な働きをする『心』。
ケアするための具体的な養生法は次回ご紹介しましょう。
*心の働きを調整する漢方薬*
天王補心丹、麦味参顆粒、帰脾錠、星火牛黄清心丸など
*その6につづく【田村】
編集後記
毎月なかのほっとラインをご愛読いただきありがとうございます。
8月下旬に涼しくなったと思ったら、9月に入りまた暑さが戻ってしまいましたね。皆さんも体調管理が大変かと思いますが、
無理せず楽しく毎日を過ごしてください。
ご意見・ご感想などがございましたら、店頭スタッフまでお気軽にお申し付けください。