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冬至  12月22日頃

(百菜元気新聞 2010年12月10日号より)

 

 

寒さが厳しくなる

 

一年で最も昼が短くなる冬至。このころから寒さがいっそう厳しくなります。街中がクリスマスのイルミネーションで華やかに装飾され、年末年始に向かい、時間があわただしく過ぎていきます。

 

 

身体を守る「気」の働き

 

  中医学(中国の伝統医学)では、体内の「気」(エネルギー)は、ウィルスなどの外邪から身体を守る「抵抗力」や「免疫力」の役割を果たしていると考えます。「気」は粘液や皮膚をバリアの様に覆い、外部から身を守ってくれているのです。疲労やストレス、睡眠不足、冷えなどにより「気」が不足すると、抵抗力が低下し風邪やインフルエンザに罹り易くなります。まずは栄養と睡眠をしっかり取ることで、「気」を補充しておきたいところです。

kabocha

 

予防は体力作りから

 

  本格的な冬の到来を意味する冬至には、かぼちゃで栄養をつけ、香りのよいゆず湯に入って体を芯から温め、無病息災を祈るという風習があります。

  かぼちゃは冬のイメージがありますが、収穫されるのは夏で、「気」を補う作用があり、消化も良く栄養面からも冬の体力作りにお勧めの食材です。煮物やポタージュ、グラタンやお菓子など、さまざまな料理に応用できます。乱切りしたカボチャに小豆を加えて煮た「いとこ煮」は、お子さんが喜ぶおやつになります。

  このほか、白米、山芋、里芋、玉ねぎ、ねぎ、にんにく、きのこ、豆腐、ゆば、卵、鮭、太刀魚、鯛、牛肉、鶏肉、羊肉など、「気」を補い身体を温める食材を食事に取り入れましょう。

 

 

漢方では、黄耆(おうぎ)に白朮(びゃくじゅつ)、防風(ぼうふう)を加えた

『衛益顆粒(えいえきかりゅう)』や、

薬用人参、麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)配合の

『麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)』などが

「気」を補う処方として良くつかわれています。

bakumi『イスクラ麦味参顆粒』

 

 

eikikaryu『イスクラ衛益顆粒』

 

 

 

  人ごみではマスクの着用、外出後にはうがい手洗いを忘れずに。

  それでも風邪をひいてしまった時は、寒気がする、水っぽい鼻水が出るなどの症状には『葛根湯』を、のどの痛みや渇き、発熱などを伴う時には『天津感冒片(てんしんかんぼうへん)』で早めの対策をお薦めします。

 

 

 

 

>>>>>>>>お手軽薬膳レシピ<<<<<<<<

鮭のぞうすいl_02

気」を補う鮭と卵でぞうすいを。しょうがとネギで身体の内側からぽかぽかに

 

<材料・2人前>

塩鮭(甘口)――――――――――1切れ

ごはん――――――――――茶碗1.5杯

しょうが(せん切り)―――――1/2かけ

長ねぎ(せん切り)――――――10cm

だし―――――――――――――3カップ

酒――――――――――――――大さじ1

しょうゆ―――――――――――小さじ1

塩―――――――――――――ひとつまみ

卵――――――――――――――――1個

三つ葉(ざく切り)―――――――――適量

<作り方>

①塩鮭は焼いて、皮と骨を取り除いてほぐす。

②ご飯はサッと洗ってぬめりを取り、水けを切る。

③鍋にだし、酒、しょうゆ、塩を入れて煮立て、

②としょうが、長ネギを加える。ひと煮立ちし

たら弱火にして1~2分煮る。

④①を加えて沸騰させ、溶き卵をまわし入れる。

⑤器に盛り付け、三つ葉をのせる。

 

レシピ担当: 鈴木理恵(国際薬膳師・栄養士)


2010/12/16

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売