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春の食養生 の記事一覧

春を感じる「梅」のお話

こんにちは。新宿店 田中です。
昨日は低気圧、今日は20℃以上、明日は最高気温が10℃と天気と気温の変化が大きく、
体調を崩されたり、なんとなく調子が悪い方も多いのではないでしょうか。
実習生が春先の代名詞の一つである「梅」について記事を書いてくれました。
ぜひご覧ください。
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こんにちは、研修生の早川です。
2月に入り寒さも一層厳しくなってきましたね。
暦の上では2/4から『立春』、次の『雨水』と、すでに春が始まっていることをご存知でしたか?
『立春』や『雨水』は古代中国の二十四節気(にじゅうしせっき)の考えに由来しています。

二十四節気とは、一年を春夏秋冬の四つの季節に分類し、さらにそこから各季節を六つの時期に分類したものです。立春は二十四節気の中でも一番最初にあたり、日本でも旧暦を採用していた明治時代初期までは一年の始まりを立春としていました。
そして今でも立春にまつわる様々な行事や風習が残っています。

その中の一つが梅の花の開花を楽しむことです。所謂お花見ですね。お花見と聞くと桜のイメージが強いですが、もともとは奈良時代に中国から伝わった梅の花の開花を見て楽しんだのが由来だと言われています。
ちょうど2月頃に開花を迎える梅の花を愛でることで、昔の人は春の訪れを感じていたんですね。

梅は一年の中でも早く花を咲かせ、冬でも葉を落とさないことから、松や竹と共に生命力や病邪を退ける縁起の良い花とされてきました
実際に梅の実を乾燥させた物を『烏梅(うばい)』と言って、
・抗菌作用
・下痢止め
・咳止め

などの効能があることから、漢方薬の生薬や民間薬として昔から使用されています。
もちろん食用の梅干しは健康食として、我々日本人にも馴染みが深いですよね。梅は花の見た目の美しさだけではなく、我々の生活にとても役立っていることから、縁起物と担がれるだけの理由があったんですね。

皆さんも梅の花を楽しみながら春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。それではまた!

2024/02/20

春の薬膳✿ 鶏肉の陳皮煮

【鶏肉の陳皮煮(ちんぴに)】
春は自律神経の機能が亢進しやすくなる季節。
心身が和らぐ薬膳をご紹介いたします。

調理時間:50分程度
★材料★(2人分)
〈具〉
鶏肉(もも肉) …250g
陳皮 …10g
香附子  …5g
炙甘草  …3g
長葱 … 1/ 2本
生姜  …ひとかけ(約15g)

<調味料>
醤油 …大さじ3(お好みで量を調節してください)
砂糖 …大さじ3(お好みで量を調節してください)

料理酒 …適量
塩…適量

★作り方★
①鶏肉を一口大に切り、適量の塩をふる
②香附子を酢でから炒りし、陳皮・炙甘草と一緒にお茶袋に入れ、適量の水(600mL程度)で30分ほど煎じる。
③長葱はみじん切り、生姜は薄切りにする。
④①と②の煎じ汁と③を鍋に入れて、適量の料理酒を加えて煮る。
⑤肉に火が通ったら、分量の醤油・砂糖を加えて、水分が蒸発するまで煮る。

※香附子を酢でから炒りすると、香附子の持つ「身体の巡りを良くし痛みを抑える作用」が増強します。

 

春は虫や動物が動き出し、植物から芽が出るように、人の身体でも内から外に向かうエネルギーの動きが活発になります。

巡りを良くして冬の間にたまった不要なものを外に出すことが大切です。

陳皮、香附子は香りで身体のエネルギーを巡らせて、胃腸や自律神経の働きを整えるよう調節します。

お花を見て、散歩して、春を楽しく過ごしましょう!

2023/03/23

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本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売