~北京研修の様子 柳沢 侑子~
三月末に北京中医医院に研修に行ってきました。
中国では、病院の中で漢方や、鍼灸による治療が行われています。
(ちなみに、中医美容科というのもあって、
病院で、美白、ニキビなど目的別でパックを作って販売もしています。)
漢方外来も何部屋もあり、何人もの先生で診察しています。
毎日t単位で生薬が使われるようです。
この部屋は、漢方を煎じている部屋です。
大きな機械を使って、処方箋がきてからこのように煎じています。
何台も煎じる機械があり、フル回転で作業は行われていました。
できあがりは、こんな感じです。
この病院では、個包装になった状態で患者さんの手に渡ります。
研修中は、実際に中国の老中医といわれる国家が認定している名医から、講義を受けたり、
朝9時から夕方まで、実際に診察室に入り、
老中医の横で患者さんの診察の仕方や、処方を勉強させて頂きました。
研修終了時、老中医の先生と(^v^)
先生方には、疑問に思っていた事や実際の臨床でのことなど、
いろいろ教えて頂き、大変勉強になりました。
私が印象に残った言葉をひとつ。
“食養生”っていうけど、それは食べ物がなかった時代。
栄養不足の時代だから、肝臓が悪い人は肝臓を食べて栄養を補いましょうとか言われていた。
でも、今は食が多すぎて病気になる人が多い。
食べ過ぎの人が多いのだから、食で補うではなくて、食を節制しなければならない。今と昔では時代が違う”
と先生がおっしゃっていたことが印象に残りました。
腹八分目がなによりも重要ということですよね。
漢方を飲むだけでなく、生活習慣の改善は本当に大切だなと
再び実感しました。