7月になりました、なってしまいました…
完全に「しまった」感たっぷりのご報告(滝汗;
先月1週間ほど中国雲南省へ研修に行ってきました。
雲南中医医院の皮膚科で、
外来・病棟・中医美容エステの見学および講義。

この研修を通して思ったのは、
中国にも西洋医や西洋薬はありますが、
治療を受けるのに漢方は特別なものではなく医療として身近なものということ。
漢方というと体質改善、
長く飲んでゆっくり効くものと思われがちですが、
症状に対してしっかり効き目や即効性が期待できるものです。
ですので、現地の皮膚科においても、
漢方で行うのは体質改善ではなくまず痒みや赤みなどの炎症を抑えること、
内服薬だけでなく外用や食事・生活上の注意事項すべてがセット。
もちろん原因をつきとめるために、繰り返し丁寧にていねいに診察は行われます。
その診察の間、後ろに次の患者さんたちが一列に並んでるわ、
前の患者さんがだいぶ経ってから別の患者さんの診察中、質問に乗り込んでくるわ、
そんなの誰も気にしない風景には圧倒されましたが…
今回の研修で私どもが薬局で扱っている漢方薬も
辛い症状に悩まれる方の十分に力になれるものと自信が持てました。
もちろん症状や体質、もっといえば原因によっては改善に時間が必要です。
時にはお客様とともに私どももくじけそうになります。
ですが、これからも漢方の力で改善がみられた時の感動を
いろんな方と共有していきたいですし、
いろんな方に体験していただきたいと思うのです。
そのためにも日々精進、頑張っていきたいと思います。
余談ですが、中国でHPリニューアルを確認、
センチメンタルになってる渋沢にキュンとした井上でした。