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どくだみの花言葉は…

白い追憶、だそうです。こんにちは、いのうえです。

6月に入ると、オレンジ色が眩しい枇杷が実り、

うっとりしてしまう香りのクチナシが咲き、

そしてツーーーンと匂うドクダミが咲き…

 

それぞれの植物を見るたび、香るたびに様々なことが思い出されます。

 

さて、近所でうっそうと茂る植物の中で八重どくだみを見つけました。



↓道行く人に不振がられながら、草をかき分けiPhoneでぱしゃり。



どくだみといえば白い花弁のようなもの4枚と、

真中に黄色い棒状のものがあるシンプルなフォルムながらも可愛らしい植物ですが

一方で特有のツーンとしたニオイが印象的です。

実は白い花弁状のものは総苞といって、正しくは花弁ではなく、

お花の部分は真ん中の黄色いところで小花が密集しています。

 

花が咲く今時期の地上部分を乾燥させるとあのニオイは消え、

十薬(じゅうやく)として昔から民間療法で使われるものなります。

 

応用範囲は広く、十薬と呼ぶだけあって、

便秘や浮腫み、皮膚症状…などと十の効能があるとされています。

 

10年以上前、姉が嫁ぎ先でもぎたてフレッシュなどくだみをハーブティーとして出され、

飲んだ後トイレの住人となり、

翌日小康状態になったところで私に電話をかけてきたことがありました。

 

生のものと乾燥させたものでは効能が違ってね…

 

生のどくだみは、あの特有のニオイ成分に抗菌作用があるため、

毒出し目的で揉んで膿んでいるところなどに外用で使ったり、鼻につめたりして使われます。

※どうやらしぶさわは風邪を引くと鼻につめられていたようです。

 

乾燥させるとその作用はなくなるため、比較的どなたでも飲めるのですが、

特別感染症も炎症も起こしてない状態で生のものを大量に煎じて飲めば、

お腹は冷えるし、刺激は強いしで、大惨事だった姉のような状態になれるようです。

 

ま、食中毒だよね!

 

と笑って姉の電話を切ってしまいましたが、

当時まだ薬学部生だった私に

姉は体を張ってその作用を教えてくれたので大変感謝しています。

2014/06/17

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